トップへ

カンヌ国際映画祭パルムドール受賞作『ディーパンの闘い』が2016年2月に日本公開へ

2015年11月17日 19:41  リアルサウンド

リアルサウンド

(c)2015 WHY NOT PRODUCTIONS – PAGE114 – FRANCE 2 CINEMA

 2015年度カンヌ国際映画祭パルムドールを受賞した『Dheepan(原題)』が、『ディーパンの闘い』の邦題で、2016年2月に日本公開されることが決定した。


参考:サイモン・カーティス監督が語る、『黄金のアデーレ』制作秘話とキャスティングの重要性


 本作を手がけたのは、セザール賞新人監督賞を受賞した『天使が隣で眠る夜』でデビューを飾り、『預言者』でカンヌ国際映画祭特別賞グランプリに輝いた、ジャック・オディアール監督。元兵士のディーパンは、内戦下のスリランカを逃れ、女性と少女と3人の偽造家族としてフランスに入国する。暴力から逃れてきた3人は、パリ郊外の集合団地でささやかな幸せを手にするが、新たな暴力に見舞われる…。


 カンヌ国際映画祭では、コーエン兄弟、グザヴィエ・ドランら審査員満場一致のもと、話題作を押さえて最高賞のパルムドールに輝いた本作。主人公ディーパンを演じたのは、スリランカ内戦の元兵士であり、亡命後、作家として活躍するアントニーターサン・ジェスターサン。エレクトリック・ミュージック界の気鋭ニコラス・ジャーが、本作で初めて映画音楽を手がけている。(リアルサウンド編集部)