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ジェシー、安井謙太郎、高田翔……俳優として才覚を見せる、ジャニーズJr.の注目株5人

2015年11月17日 15:51  リアルサウンド

リアルサウンド

 ジャニーズといえば、歌や踊りでファンたちを魅了するイメージも大きいが、中には俳優業に徹し、演技で高い評価を受けている人材も少なくない。その筆頭は、現在公開中の映画『グラスホッパー』の主演を務めている生田斗真や、演技派との呼び声も高く様々な映画・ドラマ作品に出演している風間俊介などだろう。本来であれば、CDデビューを果たして初めて“ジャニーズJr.”から“ジャニーズ”へとステップアップするのだが、先ほどあげた2人は、Jr.のまま俳優としてブレイクした稀な存在だ。そこで本稿では、現在ジャニーズJr.でありながら、すでに俳優業で才覚を見せているメンバーを5名紹介したい。


◼︎ジェシー
 アメリカ人の父親と日本人の母親を持つハーフアイドルのジェシーは、その目鼻のくっきりとした顔立ちや身長183cmというスタイルの良さもあって、ファンからの人気も高く、Jr.の中でも圧倒的な存在感を示している。俳優としての活動は、2012年の『私立バカレア高校』からスタートし、これまでコンスタントに連続ドラマや映画、舞台に出演してきた。一般的な認知度はまだ高くないようだが、今後出演する作品によっては、王道のイケメン俳優として一気にスターダムへと駆け上っていくポテンシャルを備えているといえよう。


◼︎安井謙太郎
 安井謙太郎は、『BAD BOYS J』の中川健二郎役で凶暴な演技を披露したり、『黒服物語』ではキャバクラのボーイ役を務めるなど、いままで個性的な役柄を演じている。また、演出家・小池修一郎の舞台『オーシャンズ11』に出演するなど、映像だけに留まらない活動も見逃せない。2016年には、中山優馬と島崎遥香(AKB48)が主演を務める映画『ホーンテッド・キャンパス』への出演が決まっている上、MCやタレントとしての才能も評価されていることから、バラエティ番組などでマルチに活躍していく可能性も高い。来年以降も目が離せない存在となりそうだ。


◼︎高田翔
 木曜ドラマ『青春探偵ハルヤ』にフジテレビ系『サイレーン 刑事×彼女×完全悪女』と、今季ドラマクールの2作品に出演している高田翔。2007年からジャニーズJr.で活動を始めた彼は、もともと2004年に子役として芸能デビューしており、劇団四季『ライオンキング』ではヤングシンバ役を務めた実績もある。Jr.に所属後も、2008年にテレビドラマ『バッテリー』の準主役に抜擢されたりと、着実に役者としてのキャリアを重ねてきた。いま最も、Jr.の演技派として注目を集めている存在のひとりで、このまま俳優としてブレイクする可能性もありそうだ。


◼︎長妻怜央
 長妻怜央は、フジテレビ『5→9~私に恋したお坊さん~』にて蜂屋蓮司を演じており、作中では女の子には困ったたことがない御曹司役を好演している。2014年に放送された『近キョリ恋愛~Season Zero~』で俳優デビューし、現在出演中のドラマが出演2作目となるが、月9の勢いも後押しとなり、注目を集めている。役柄や容姿からちゃらちゃらした印象を受けてしまうが、仲間内からは真面目な人柄をしていると定評がある。俳優という意味では、いま一番フレッシュなJr.ではないだろうか。


◼︎阿部亮平
 ドラマや映画への出演もあるのだが、なによりも舞台への出演が多い阿部亮平。2006年『Dream Boys』から始まり、現在まで毎年欠かさず舞台に出演している。阿部は子どもの頃から、ジャズダンス、ヒップホップ、クラシックバレエ、タップダンスなど、様々なジャンルのダンスに触れてきたという。そんなダンスの実力が、舞台での活躍に拍車をかけたのだろう。今後もその身体能力の高さを生かして、舞台俳優として活動の幅を広げるとともに、アクション俳優としての未来にも期待したい。


 SMAP以降、歌や踊りの才覚だけではなく、トークや演技のスキルも重視され、それぞれの特技を磨くことがより一層求められているいまのジャニーズJr.。今回紹介したメンバーには、すでにグループを組み、CDデビューを目指している者もいるが、必ずしもデビューすることだけが成功ではないのが、いまのジャニーズJr.の面白いところでもある。彼らの中から、今後の日本のドラマ・映画界を牽引する俳優が生まれるかもしれない。(泉夏音)