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WRC第13戦ラリーGB ドライバーコメント:オジェ「ラリーGBの勝利をテロの犠牲者に捧げる」

2015年11月17日 13:40  AUTOSPORT web

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WRC第13戦ラリーGBで優勝したセバスチャン・オジェとジュリアン・イングラシア(フォルクスワーゲン・ポロR WRC)
■フォルクスワーゲン・モータースポーツ(フォルクスワーゲン・ポロR WRC)
セバスチャン・オジェ/総合1位
 僕とジュリアン(・イングラシア)にとっては難しいイベントだった。この勝利をパリで起きた恐ろしいテロの犠牲者に捧げたい。僕たちは決して諦めないし、屈しないということを行動で示すことができたと思っている。この想いはWRCに関わるすべての人間に共通しているよ。

 ラリーに関しては、完璧と言っていいシーズンの締めくくりに花を添える結果になったね。チームのスタッフが素晴らしい働きをしてくれなければ、この結果を手にすることはなかった。前戦のスペインと異なり、今回は最終パワーステージでも一切のリスクを冒さないよう心掛けた。とてもトリッキーな路面コンディションだったから、正しい選択だったんじゃないかな。

 オフシーズンの間に、ライバルたちは間違いなく僕たちとの差を詰めてくるだろうから、のんびりと過ごすことはできないだろうね。

アンドレアス・ミケルセン/総合3位
 今日はお祝いをする気分ではないけれど、ラリーGBの結果は初勝利を掴んだシーズンの締めくくりに花を添えてくれた。

 前を走るドライバー達にプレッシャーを与えられるよう、デイ2の午前中はタイヤ交換をしない戦略をとった。だけど、想定より路面が荒れていてタイヤがパンクしてしまったよ。ただ、このアクシデント以降は完璧だった。

 とても難しいコンディションだったけれど、ドライブを満喫することができたよ。悪天候のなか応援してくれたファンや仕事をしてくれたマーシャルたちには心から感謝している。彼らがショーを楽しんでくれていたら嬉しいね。

■シトロエン・トタル・アブダビWRT(シトロエンDS3 WRC)
クリス・ミーク/総合2位
 週末を通してマシンは安定していた。それが結果にも反映されていると思うよ。とても難しいイベントだったけど、楽しむことができた。最終戦を総合2位で終え、マニュファクチャラーランキングでも2位の座を守ることもできた。オフシーズンをいい形で迎えることができそうだよ。

■ヒュンダイ・モータースポーツ(ヒュンダイi20 WRC)
ダニ・ソルド/総合4位
 全体的にいい週末だったと思う。今週末のパフォーマンスにも満足しているよ。

 もちろん、マニュファクチャラーランキングで2位を確保できなかったのは悔しいけれど、今週末はベストを尽くした。結果的に総合4位だったけれど、満足しているよ。2シーズン目をいい形で終えることができたから、チームのみんなには感謝している。来シーズンが今から待ち遠しいよ。

ヘイデン・パッドン/総合5位
 難しい週末だったけれど、トップ5でフィニッシュすることができた。デイ2を終えた段階で、ポイントランキングでシトロエンを交わすことが難しいのは分かっていたから、今日の結果には満足するべきだよね。

 ウェールズのステージはグリップレベルを読むのがとても難しかったけれど、日を追うごとに、グリップレベルを掴むことができるようになっていった。今シーズン、素晴らしい働きをしてくれたヒュンダイ・モータースポーツのスタッフに感謝しているよ。

■Mスポーツ(フォード・フィエスタRS WRC)
エルフィン・エバンス/総合6位
 全体的に力強い週末だったと思う。パンクがなければ総合4位は確実だったけど、ラリーではこういったアクシデントがよく起きるから仕方ないよね。

 誰もが来シーズンもMスポーツから参戦するかと聞いてくるけれど、それだけの結果は残してきたと思っている。シーズン序盤は素晴らしい出だしだったし、マニュファクチャラーランキングでも4位と1点差だからね。ただ、残念ながらシーズン途中から投入された新型フィエスタRS WRCには少し苦労してしまった。グラベルでマシンを思い通りに操るのに最終戦までかかってしまったよ。

 この12ヵ月で僕たちのポテンシャルは確実に向上した。この力を来シーズンに発揮したいと思っている。