ミシュラン三ツ星レストランのシェフ達が信頼を寄せる、パリの高級精肉店「ユーゴ デノワイエ」。その海外第一号店が恵比寿にオープンしたとか。牛の飼育方法から熟成、カット、調理に至るまでこだわったというスペシャルな肉は、肉好き女子ならおさえておきたいところ。
2015年11月4日(水)、パリ屈指のブーシェ(肉職人)として知られるユーゴ・デノワイエ氏の高級精肉店「ユーゴ デノワイエ」がオープン。恵比寿駅と代官山駅からそれぞれ徒歩5分の駒沢通り沿いに生まれたこの店は、1階に物販スペースとミート・バー、2階にメインダイニングとなっている。
デノワイエ氏の「肉職人としての哲学」に基づいたメニューやアイテムは、穀物と牧草だけを食べて育った「自然な」肉を、冷蔵室で最適な状態まで熟成し、そのおいしさを最大限に引き出すカット技術を施した上で調理したもの。すべてのプロセスにこだわりがあるから、本当の肉の味わいが楽しめるはず。
2階のメインダイニングでは、選び抜かれた食材をパリの本店で研鑽を積んだ齊田武シェフが調理して提供する。フランスから空輸する肉を使う料理もあって、例えば「フランス産熟成肉骨付きリブロース」(写真・100g1900円~)は、和牛の肉と比べてサシ(霜降り)が少ない分、脂がしつこく感じられないので、さっぱりといただけるとのこと。
また、厳選した生産者の国産和牛も扱っているとか。香り豊かな「茨城産メイシャントン(塚原牧場)肩ロース」(300g 3800円)は、脂のおいしさを引き出した一品。
ほかにも、「豚肩肉の燻製のサラダ」(1650円)や、「乳のみ仔牛 パヴェ(ウチモモ)」(200g 4800円)など、肉のうまみを満喫できるメニューがさまざまに揃う。予算は料理だけで7800円程度を目安と考えて。
よりリーズナブルにいただきたい場合は、1階にある小皿料理がメインのミートバーがオススメ。マグロのようなまろやかな味わいの「牛肉のタルタル」(1600円)や、弾力と柔らかさが絶妙なバランスの「ミニビーフバーガー」(1100円)などがラインナップ。
熟練の職人が手で切ったタルタルは、ほんのり甘みも感じてられるそう。1階で提供するのは小皿なので、少しずつ味わって、好きな肉の食感や香りを楽しんで。
また、1階にある物販スペースでは、こだわりのフランス産の牛肉(100g1360円~)や仔牛肉(100g1500円~)、国産の牛肉(サーロイン100g1800円~など)や豚肉(100g480円~)などの精肉のほか、加工食品も販売している。
特製の「白かび熟成の乾燥ソーセージ」(100g1500円)やイベリコ豚の高級生ハムであるパータネグラなど「生ハム各種」(100g700円~)、「お肉屋さんの自家製パテ・ド・カンパーニュ」(100g728円)などは、ホームパーティでワインとともに出したら喜ばれそう。
「店頭でお尋ねいただければ、スタッフやシェフが調理法についてのアドバイスもしています」と、広報担当者さん。
パリのカリスマ肉職人がこだわりぬいた肉は、一度は味わいたいもの。肉好きの彼や女友達と味わって。