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レクサス、GQ japanとコラボした『RCF GT3』のデザイン画を初公開

2015年11月16日 17:01  AUTOSPORT web

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トークショーを行った「GQ JAPAN RACING TEAM」のメンバー、鈴木正文氏(右)、相澤陽介氏(右中)、浅田舞さん(左中)、木下隆之(左)
レクサスは15日、南青山のINTERSECT BY LEXUS TOKYOでスーパーGT第8戦 MOTEGIのパブリックビューイングイベント「RACE VIEWING with LEXUS‐GQ JAPAN PADDOCK LOUNGE」を開催。開催前のプレスプレビューでは『GQ JAPAN RACING TEAM』のメンバー4人がトークショーを行い、オリジナルデザインのレーシングスーツとレクサスRCF GT3のデザイン画を初公開した。

 『GQ JAPAN RACING TEAM』は、レクサスと男性向けファッション誌「GQ JAPAN」がタッグを組み、GQ JAPAN編集長の鈴木正文氏がチーム監督を務め、ファッション、イベントなど様々な角度からモータースポーツを応援し、盛り上げることを目的に発足した架空のレーシングチームだ。スポーツキャスターの浅田舞さん、レーシングドライバーの木下隆之、ファッションデザイナーの相澤陽介氏をチームメンバーに迎え、オリジナルデザインのレーシングカーやレーシングスーツの作成を通して、モータースポーツの魅力を伝えている。

 トークショーはメディア向けのため小規模で行われたが、ファッション関係や芸能関係など多くのメディアが訪れていた。トークショーの冒頭で鈴木氏は「『GQ JAPAN RACING TEAM』というのはGQ JAPAN の雑誌とウェブ上のレーシングチームです。レーシングチームと言うからにはレースを行わなければならないのですが、まだレースは行っていません。いつ実現するかはわかりませんが、レースをチームとして始めることを視野に入れつつ、レクサスと協力してモータースポーツをカッコいい現代の文化として再認識してもらい、応援していこうというのがチームの目的です」と語った。

 イベント会場では相澤氏が作成したレーシングスーツとRCF GT3のデザイン画が初公開され、相澤氏がデザインのコンセプトについて説明。

「レーシングスーツは、スーツを第2の皮膚として捉えました。ラグビーワールドカップでサモア代表の選手が体に伝統的ポリネシアンのタトゥーを入れていたので、これはまさに自分の皮膚を装飾する意味合いと思い、それをベースにデザインしました」

「レーシングカー(RCF GT3)に関しては、TRDの方へ取材にいき、開発者の方から話を聞きました。開発者の方はクルマの一番大事なことは空気の流れとおっしゃっていました。スーツのコンセプトである人間の皮膚と空気の流れ。これらを全体的に考えた結果、クルマのひとつひとつのパーツに関しても皮膚として捉え、スーツのデザインをベースにクルマに落とし込んでいきました」

 相澤氏がデザインしたレーシングスーツは、コンセプト通り全身を装飾したようなオシャレなスーツ。レーシングカーは、一見するとプロトタイプカーのように見えるが、近づいてみるとレーシングスーツに使用されている模様や、スピンドルグリルの要素を取り入れたチームのロゴなどが散りばめられ、どちらもレースの世界ではあまり見ない斬新なデザインに仕上がっていた。

 デザインの感想を聞かれた木下は「失礼な言い方ですが僕の期待を100倍くらい超えていただいたという感じです(笑)。今まではどうしても商業的な目的で、スポンサーロゴの見え方とかを考えていましたが、ドライバーの精神のところまで盛り込んで、それを表現していただいたので、レース界では初めてだと思います」とコメント。このコメントに続いて浅田さんは「すごくカッコいいですね。それ以外の言葉が見つからないです。早くドライバーの方が相澤さんのデザインしたレーシングスーツを着て、走っている所を見てみたいです」と語った。

 最後に『GQ JAPAN RACING TEAM』として今後やっていきたいことについて聞かれた鈴木氏は「ここまで来たからには、バーチャルじゃなくてリアルなレーシングチームとしてレジェンドになるくらいの業績を上げるようなチームにしていきたいと考えています。このメンバーなら必ずできると思っています」とレーシングチーム実現に向けて意気込んだ。

 今後の『GQ JAPAN RACING TEAM』の活動はGQ JAPAN WEBで発表される予定。どんな活動になるか、今後の展開が気になるところだ。