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ベッテル「戦略は奏功せず。でも試す価値はあった」フェラーリ日曜コメント

2015年11月16日 12:11  AUTOSPORT web

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セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)
2015年F1ブラジルGPの日曜決勝で、フェラーリのセバスチャン・ベッテルは3位だった。

セバスチャン・ベッテル 決勝=3位
「いいレースだったね! これまでになかったほど前に近づくことができた。メルセデスがもう失うものもなく常にプッシュしていたことを考えれば、これは大きな成果だ。単独で走っている時間が長いと、エキサイティングなレースとは思えないけれど、コースが素晴らしいから1周1周を楽しむことができた」

「タイヤの面倒を見つつ限界までプッシュするとなると、すべてをうまくやるのが楽ではない。でも全体的にすごく満足している。メルセデスはパワーユニットもマシンも強力だし、ドライバーはふたりともいい仕事をしている。だから彼らのパッケージに勝つのはものすごく難しい」

「でも僕らのパワーユニットに関して言えば、マラネロの皆が今年は奇跡的な仕事をしてくれているし、マシンに関しても同じことが言える。チーム内にたくさんの変化があったことも忘れてはいけない。うまく回り始めるには普通は時間がかかるものだけど、僕らはすぐにリズムに乗って、何度か表彰台に上り、シーズン2戦目にして勝利を挙げた。他のどこよりも僕らは進歩したと思う」

「冬には大きなステップを踏むチャンスがある。それは他のチームも同じだけどね。僕らの目標は同じ。他の誰よりも大きな進歩を果たすことだ。スクーデリアに加入した年に上った表彰台の回数では僕がトップだと言われた。ここまで表彰台は13回。これをすべて来年は勝利に変えたいね」

「スタートで何かできるかと思ったけれど無理だった。悪くないスタートだったが、ルイス(・ハミルトン)やニコ(・ロズベルグ)よりよかったわけではなかった。ファーストスティントの途中では彼らについて行けるかと思ったが、その後どんどん離されてしまった。彼らの方が速かったと認めるしかないけれど、レースペースに関してはこれまでのレースと比べるとかなり近づけたと思う。0.1~0.3秒差だったり、最終スティントでは僕らの方が速かった時もあった。次はもっと近づきたい」

「(2回目のピットストップでソフトに換えたことについて)メルセデスにプレッシャーをかけるには離されすぎていたし、後ろとも十分なギャップがあったから、何か違うことをやってみようと考えた。それでソフトタイヤを使った。最終的にとてもよかったと思う。ソフトタイヤはすごく走りやすかったし、僕としてはミディアムより少し快適に感じていた。残念ながらトラフィックがひどくてメリットにつなげることができず、追いつけなかった。でもソフトは長く持ったし少し速かった。だから試す価値はあったんだ」