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桐谷健太、『MOZU』スピンオフで演じた”強烈な役”に撮影現場で吐く

2015年11月16日 05:20  週刊女性PRIME

週刊女性PRIME

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昨年4月からスタートした西島秀俊主演の『MOZU』。 TBSとWOWOWでの放送を経て、11月7日より『劇場版MOZU』が公開中。さらに倉木(西島秀俊)の理解者であり、ストッパーでもあった元刑事・大杉(香川照之)を主人公とした『MOZUスピンオフ 大杉探偵事務所』が放送に。なぜ職務に邁進していた彼が警察を辞めたのか? 「撮影が終わって、だいぶスッキリしましたけど、やっぱり心の後遺症みたいなものはありますね。正直、しんどかったですね(笑い)」 というのは今回、キーマンとなる後輩刑事を“MOZUワールド”初参加で演じる桐谷健太。 「少し前に仕事でモンゴルに行ってたんです。大自然に触れて、“旅ってええなぁ”“もう最高”みたいな気持ちで帰国したら、ウチの(事務所の)社長が“健太、すごい役が来たよ”と。“え、マジすか”と渡された台本を読んで、ガクーンと一気に落ち込みましたね」 ネタバレは控えておくが、あまりに凄惨な境遇。思わず台本を置いてしまったという。 「役が強烈でした。正直、現場で吐いたのは初めてかもしれないです。自分でもびっくりしましたね」 現在『au』のCMでの浦島太郎の“浦ちゃん”がユーモアたっぷりで、すこぶる好評だが、そんな桐谷にとっては真逆の役。 「プライベートでは役を忘れて、リフレッシュを心がけたんですが、夜、公園を散歩してたら、ひとりで号泣してました。傍から見たら怖かったやろなぁ(笑い)。出口がない感覚に陥って、ちょっとヤバかったです。震えるし、呼吸も浅くなって」 公私の境界線がわからなくなるほど、のめり込んだ今作。役者冥利に尽きると振り返る。 「35歳になって、やっと幅が広がってきた感じがします。昔は元気で明るくて笑かして……という役が多かったんですけど、ゆっくりと違う一面も見てもらえるようになってきたのかなと思います」 撮影/佐藤靖彦