スーパーGT第8戦もてぎの決勝レース。GT500クラスのチャンピオン争いで惜しくもタイトルを逃したカルソニック IMPUL GT-RFの星野一義監督が決勝の戦い、そして今季を振り返った。
「これまでチャンピオンを争って何回も悔しい想いをしてきたけど、やっぱり今回も悔しいね。総合的に力、シミュレーションが向こう(MOTUL AUTECH GT-R)の方が上だったということ。まあ、アウトラップが遅かったね。ピットタイミングは相手のスリックのタイム、セクター1、セクター2のタイムを全部見て、どこまででタイヤが温まるかを見て、それでその周(24周目)で入っている。そこにウチのミスはないと思う」
「(今回のようにウエットからドライに変わる路面は)そりゃあ、みんな難しいけど、ウチは最大15秒くらいギャップがあったのに、ちょっと情けないね。今年は安定して上位で戦えたけど、勝ちがないというのは、そこまでの力がなかったということ」
「あと一歩だけど、悔しいというより、もう悔しいのを通り越しちゃったよ(苦笑)。オートポリスも悔しかったけど、このもてぎも両方悔しい。作戦的にはコントロールしようがないけど、結局はインアウト、ピット、そんなに(作戦面では)狂っていないと思うけどね……」
「ドライバーもチームもみんな頑張ったけど、これは結果だから仕方がない。力がなかった。ピットストップも全然速かったし、15秒ギャップがあって、なんとかいけるんじゃないかと思ったけど、それが結果的にひっくり返っちゃうんだんもんね。まあ、今年1年、一生懸命やったんだけどね。ちょっと気力が落ちて来ちゃった(笑)」