2015年F1第18戦ブラジルGPは14日(現地時間)、インテルラゴス・サーキットで公式予選が行われ、メルセデスAMGのニコ・ロズベルグが今季6回目となる通算21回目のポールポジションを獲得した。
前戦メキシコで久々の勝利を挙げたロズベルグが、ブラジルGPの初優勝を目指すルイス・ハミルトンとの一騎打ちを制し、5戦連続でポールポジションを奪取。2年連続の優勝に大きく前進した。
初日トップにつけたロズベルグはこの日朝のフリー走行でライバルのハミルトンにトップを奪われると、予選最初のQ1とQ2でもチームメイトの後塵を拝した。しかし、ポールを決するQ3では最初のアタックで再びトップタイムを奪うと、続くラストアタックではセクター1とセクター2を全体ベストで駆け抜け、1分11秒282をマークした。
一方、逆転を狙ったハミルトンはセクター3こそベストタイムを記録するも、セクター2までの遅れを取り戻すことはできず、100分の7秒差で2番手に。
フェラーリは、唯一セバスチャン・ベッテルがメルセデス勢と同じ1分11秒台をマークするも、2台とはコンマ5秒の大差でポール争いに絡めず。もう一台のフェラーリを駆るキミ・ライコネンはウイリアムズのバルテリ・ボッタスにも先行を許し5番手。ただ、ボッタスは初日の赤旗中に追い抜きをしたとして3グリッドの降格を事前に受けているため、決勝の2列目にはフェラーリが並ぶこととなった。
6番手に飛び込んだニコ・ヒュルケンベルグと7番手のダニール・クビアトも決勝の3列目を手にいれることに。結局、ボッタスは8番手につけたチームメイトのフェリペ・マッサとともに4列目に並ぶ結果となっている。
なお、マクラーレン・ホンダはフェルナンド・アロンソが予選Q1で再びマシントラブルに見舞われストップ。ジェンソン・バトンも17番手に終わり、早々と姿を消した。
1/N.ロズベルグ/メルセデス/1'11''282
2/L.ハミルトン/メルセデス/1'11''360
3/S.ベッテル/フェラーリ/1'11''804
4/V.ボッタス/ウイリアムズ/1'12''085
5/K.ライコネン/フェラーリ/1'12''144
6/N.ヒュルケンベルグ/Fインディア/1'12''265
7/D.クビアト/レッドブル/1'12''322
8/F.マッサ/ウイリアムズ/1'12''415
9/D.リカルド/レッドブル/1'12''417
10/M.フェルスタッペン/トロロッソ/1'12''739
11/F.ナッセ/ザウバー/1'12''989
12/C.サインツJr./トロロッソ/1'13''045
13/S.ペレス/Fインディア/1'13''147
14/M.エリクソン/ザウバー/1'13''233
15/R.グロージャン/ロータス/1'13''913
16/P.マルドナド/ロータス/1'13''385
17/J.バトン/マクラーレン/1'13''425
18/A.ロッシ/マノー/1'16''151
19/W.スティーブンス/マノー/1'16''283
20/F.アロンソ/マクラーレン/No Time
※ボッタスは3グリッド、リカルドは10グリッド降格