トップへ

米国発ヘリテージ・ブランド目指す 新生「トーマス ワイルド」ディレクターが来日

2015年11月14日 19:32  Fashionsnap.com

Fashionsnap.com

写真
「トーマス ワイルド(THOMAS WYLDE)」の新クリエイティブディレクタージェーン・パーク(Jene Park)が就任後初めて来日した。今季よりメインラインよりも手頃な価格帯のコンテンポラリーライン「トーマス ワイルド ロサンゼルス(THOMAS WYLDE LOS ANGELS)」を始動。ジェーン・パークは、新生「トーマス ワイルド」について「ライフスタイル分野にも注力し、世界的なマルチブランドを目指す」という方向性を明らかにした。

新生「トーマス ワイルド」ディレクター来日の画像を拡大

 ジェーン・パークは1995年から2005年の期間、BCBG Max Azriaグループに在籍し、グループが保有する全12ブランドのデザインや商品開発などを担当。2006年からは創始者で前ディレクターのPaula Thomasの右腕として、COOとして経営面を支えるだけではなく、ブランディングやクリエイティブにも密接に携わってきた。
 10周年を迎え、新生「トーマス ワイルド」として発表した2016年春夏コレクションのテーマは「Evolution」。クロスとチェーンのモチーフを今シーズンを象徴する装飾として取り入れながら、ラグジュアリーとロックの融合という「トーマス ワイルド」らしいアプローチを新しい手法で模索したという。すでに今シーズンからシューズやアクセサリー分野を強化しており、来春にはアイウェアコレクションのローンチも予定。今後、フレグランスや家具などの分野にも拡大し、ブランドの規模拡大を目指す考えだ。
 ジェーン・パークは、「アメリカには、歴史を持ち継承され続けるようなヘリテージ・ブランドが少ない。次世代に継承していけるようなモノづくり、理念を社員とともに共有し、トーマス ワイルドを100年、200年受け継がれるブランドにしていきたいと考えています」と語った。
THOMAS WYLDE 2016年春夏コレクション