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「忘年会をうまく欠席する理由」を新入社員が急募 しかしネット民は「無能と自覚してるなら出ろ」

2015年11月13日 17:40  キャリコネニュース

キャリコネニュース

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今年もあと残すところ7週間。年末までのスケジュールが埋まり始める時期となった。慰労や懇親、結束強化などを理由に「忘年会」を予定している職場もあり、幹事を命じられている若手社員もいるに違いない。

しかし会社の思惑とは異なり、どうにも出席に気が進まない人がいる。上司や先輩に正面から「出たくありません」と言うこともできず、どうにかして休む口実はないかと悶々としている人たちもいるようだ。

「なぜ新人が幹事やって、延々文句言われなけりゃならないんだ」

11月10日、2ちゃんねるに「【急募】1年目の新人が忘年会を上手く欠席する理由を考えてくれ!」というスレッドが立った。それも、単純に休めればいいのではなく、上司や同僚に「嫌われないまともな理由」を頼むということだ。

忘年会には一応、前述のような職場の目的がある。大人になれば好きでもない相手と「社交」をするのは当然という考えもあり、自分の思い通りにならない場に出席したがらないのは「子どもっぽすぎる」「社会人失格」という評価もあるだろう。

それでも、どうしても忘年会に出たくない人の言い分もある。ネット上には同様の書き込みは無数にあるが、4年前の11月16日に書かれた「本当に忘年会やりたくないです」という文章には、出たくない切実な理由が綴られている。

「なぜ新人が無条件に幹事やって、事前に日程調整、店の選択、予約、会費の回収等の全ての雑務を行って、当日もぼろ雑巾になるまで飲まされ、料理がどうだこうだとか、普段の業務態度が…とか延々文句言われなけりゃならないんだ」

さらにグチは止まらず、「2次会も準備しろと言うし、そんなの行きたい奴だけで行けよ」「しかも、上司は割り勘とかほざくし、給料貰ってる額も違うし」と続く。そして「強制参加させてるんだからせめて金くらいだせや」と憤慨したうえで、「もしくは、仕事みたいなもんなんだったら時間外勤務対応でお願いしたい」と主張している。

先輩社員は「社内営業って大事だぞ」と諌める

要するに、忘年会の実態は懇親でもなんでもなく、「若手社員に宴会のセッティングをやらせて年長者が暴れているだけ」というわけだ。確かにそんな忘年会なら、若手が進んで出たいと思わない気持ちも理解できる。

しかしそれでも、忘年会に出ておいた方がいいと勧める声は少なくない。冒頭の「欠席する理由を考えてくれ!」というスレッドには、「当日に具合悪くなる。結構深刻そうなレベルで」「やっぱり前もって体調悪いふりがいいかなぁ」というアイデアもあるが、

「出席してお酌して回れよ。社内営業って大事だぞ」

と促す意見も根強い。スレ主は「俺はお酌するのもされるのも嫌いなんでなぁ」と抵抗するが、それでも「好きな奴なんているわけねーだろ」と諌める声は止まない。

「お前を出世させてくれるのも尻拭ってくれるのも上司だからな。あと(職場に)新人1人なら全テーブル回れよ」「無能と自覚してるんなら、なおさら行け」

さらには「うまくやれば可愛がられるし贔屓してもらえるって考えたら、行く以外の選択肢ないやろ」「どんな理由にせよ行かなかったことは後々響く」と容赦ない意見が相次ぐ。腹をくくって出ると決めたら、何かが変わるのだろうか……。

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