ルイス・ハミルトンは、体調不良と交通事故によりブラジル入りを1日遅らせたものの、けがはなく、体調は100パーセントに近づいていると語った。
ハミルトンは今週末のブラジルGPを前に予定されていたサンパウロでのスポンサーイベントを欠席、体調不良であるとの情報により、レースに出場できないのではないかという推測も持ち上がっていた。しかしメルセデスチームはこれを否定、医師の指示でブラジル入りを1日遅らせただけで欠場はしないと明言した。
その後、ハミルトンはInstagramを通してファンに対し、熱があったこと、月曜夜にモナコで交通事故に遭ったこと、けが人はいなかったということを報告している。
事故の詳細については発表されていないが、dailymailなど複数のメディアによると、ブラジル行きの飛行機に乗る約11時間前の火曜早朝3時半、ハミルトンはパガーニ・ゾンダで走行中にコントロールを失い、静止している車にヒットしたということだ。パガーニ・ゾンダは760hpのV12 AMGエンジンを積み、最高速度は217mph、価格は150万ポンド(約2億8,000万円)であると伝えられている。
skyによると、木曜のハミルトンの記者会見ではメディアは事故についての質問は禁じられたということだが、彼は最近の過密スケジュールが一因であると示唆している。
ハミルトンは、連戦のアメリカ、メキシコから帰って母親のバースデーパーティを開催するなど、とても忙しい日々を送り「ものすごく疲れた」と述べている。
しかし事故によるけがはなく、体調は問題ないということだ。
「気分はいいよ。どんどんよくなってきている。100パーセントの状態にかなり近づいている」とハミルトン。
ハミルトンはいまだにブラジルGPでは未勝利であり、自身のヒーロー、アイルトン・セナの母国で今年こそ勝利を挙げたいと意気込んでいる。