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「中川政七商店」300周年事業に名和晃平ら多彩クリエイター 新店舗設計は長坂常

2015年11月11日 20:22  Fashionsnap.com

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左がSANDWICH製作の"新"の鹿 Image by: Fashionsnap.com
中川政七商店が、2016年に創業300周年を迎えるにあたって、多数の日本人クリエイターを記念事業に迎えた。彫刻家の名和晃平がディレクターを務めるSANDWICHや編集工学研究所の松岡正剛、元サッカー日本代表の中田英寿ら幅広い顔ぶれ。2016年1月13日には、ブルーボトルコーヒーなどを手がけるスキーマ建築計画の長坂常による店舗設計で「中川政七商店」ブランド初の路面店が表参道に出店する。

「中川政七商店」300周年事業に多彩クリエイターの画像を拡大

 中川政七商店が掲げる創業300周年のテーマは「新旧の対比」。300周年を記念するロゴはクリエイティブディレクター水野学(good design company)による、2010年に同氏が手がけたロゴをアレンジし、アニバーサリーをダイレクトに伝えるデザインに仕上げた。「新旧の鹿」と題したオブジェは奈良の工芸職人が"旧"の鹿を、SANDWICHがこの鹿をスキャンし、ミクストメディアという素材で"新"の鹿として造形した。
 「新旧の鹿」は、同社が掲げるヴィジョン「日本の工芸を元気にする!」を実現するためにスタートする工芸の作り手と使い手が出会える場「大日本市博覧会」で展示。イベントの空間デザインにgrafを迎えて、2016年1月から全国5ヶ所を巡回する。第1弾の東京博覧会では、松岡正剛が監修する「工芸クロニクル屏風」の展示、プラントハンター西畠清順とコラボレーションした新ブランド「花園樹斎」の販売、中田英寿によるトークショーなどが予定されている。
 同年1月13日には「中川政七商店」の路面店を初出店し、「遊 中川」「中川政七商店」「日本市」といった自社ブランドに加えて、各地の工芸メーカーが集まる「大日本市」のパードナーブランドから約1,000点のアイテムをラインナップ。ビル2階には東京事務所を併設する。■関連記事・「日本を工芸大国に」中川政七商店13代社長、創業300周年を記念し所信表明(2015年11月11日)
■「大日本市博覧会」開催スケジュール第1回 東京博覧会 2016年1月13日(水)~1月17日(日)東京ミッドタウン第2回 岩手博覧会 2016年5月3日(火・祝)~5月5日(木・祝)岩手県公会堂第3回 長崎博覧会 2016年9月22日(木・祝)~9月25日(日)旧波佐見町立中央小学校講堂兼公会堂第4回 新潟博覧会 2016年10月6日(木)~10月9日(日)三条ものづくり学校第5回 奈良博覧会 2016年11月1日(火)~11月6日(日)奈良公園 浮雲園地■中川政七商店 表参道店所在地:東京都渋谷区神宮前5-43-7 1FTEL:03-3409-2260(※オープン時より開通)営業時間:11:00~20:00■中川政七商店 公式サイト