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ゆとり世代のせいで「残業=悪になった」と憤る旧世代 「仕事場の和を乱すな」と立腹する人も

2015年11月10日 08:40  キャリコネニュース

キャリコネニュース

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最近の若い世代にはダラダラと残業するのではなく、さっさと仕事を切り上げて自分の時間を確保する風潮がある。残業をなくすことは時間あたりの生産性を高めることにもつながるが、こうした働き方を歓迎しない人々もいるようだ。

11月8日、2ちゃんねるに「ゆとりが定時で帰るせいで残業=悪になりつつある」というスレッドが登場した。スレ主は、ゆとり世代の社員が定時で帰るために、残業がしにくくなっていることが不満で、「俺は残業代欲しいんだよ。ゆとりも残業しろ」と憤っている。

若手は反論「すること無くても残業とか完全にカス」

ゆとり世代が働き出す前までは、残業をすると仕事熱心と思われ「評価も上がるし金ももらえてた」と振り返る。そのため残業代がしっかり出るのなら、むしろ「定時で帰ることは悪いこと」「残業=善じゃないの?」というのだ。

しかもスレ主は少しでも残業代をせしめるために、意図的に会社に残っているという。

「金欲しいからやることなくても俺は残ってたのに最近帰れ帰れとうるさい」
「やることは定時で終わってるんだよね。残業代欲しいから定時後に仕事してる感じ」

残業代欲しさに、わざとゆっくり仕事する「ダラダラ残業」はよく聞くが、仕事もないのにただ残る「カラ残業」は一層たちが悪い。こうしたスレ主の考え方に対し、やはり反発の声が相次いだ。ゆとり世代からなのか「金より時間の方が大事だわ」という声のほか、「すること無くても残業とか完全にカスじゃねーか」という指摘が多い。

経営者という人物は「こういう奴いるから残業代はしょうがなく出すが査定で評価下げてるな」と書き込む。会社からすれば、仕事がないのに残業されても人件費の無駄だ。職場にそういう人が一人でもいると、周囲の生産性も落としかねない。

「定時で帰って何すんの?」には「お前が無趣味なだけじゃねぇか」

また、スレ主は残業するのは、残業代が欲しいだけでなく「定時で帰ってもすることない」からだと説明。「定時で帰って何すんの?って話。残業するのが当たり前にならないと日本は終わっちゃうよ?」と煽っていた。これに対しても、こんなツッコミが殺到した。

「お前が無趣味なだけじゃねぇか。俺は家でやりたいことたくさんあるぞ」
「定時に帰ってもすることないやつがお金もらって何するんだ?」

一方で、スレ主の一連の滅茶苦茶な主張に賛同の意を表す人も少しいた。ある人物は若手の独身者に対して「残業代がどれだけ大事かわかってないカスが多すぎる。仕事場の輪(和)を乱す存在」と腹を立てている。

恐らくこの人物は家族持ちで、基本給だけでは生活できないということなのだろう。典型的な「生活残業」だ。会社によっては最初から残業することを前提に、基本給をわざと低く設定しているところもある。こうした場合、残業の抑制はダイレクトに収入減となり、生活がやっていけなくなる。

狭いマイホームに帰っても、居場所はないのかもしれない。しかし独身かつ趣味のある若手社員には、そんなことは全く関係ない。ネットには「定時で帰らせて消費行動につなげた方が日本の為になると思う」という書き込みも寄せられていた。

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