日本でも先週5日に発売され完売が相次いだ「バルマン×エイチ&エム(BALMAIN ×H&M)」が、これまで「H&M」が展開してきたコラボコレクションの中で過去最高の収益をあげたことを同社のスポークスパーソンが明かした。
「H&M × バルマン」過去最高の収益のコラボに?の画像を拡大
「H&M」社のホーカン・アンダーソン(Håcan Andersson)は、ブルームバーグの取材に対し「今回のローンチでの収益は、オンラインと実店舗の両方において、過去の全コラボレーションを超える業績だった」と語った。同社はこれまで、「アレキサンダー ワン(ALEXANDER WANG)」や「メゾン マルタン マルジェラ(Maison Martin Margiela)」とのコラボコレクションを発売しているが、売上に言及することは異例だ。
今回のコラボレーションは日本同様、世界各国でも発売と同時に完売が相次ぎ、NYやロンドン、パリなどの店内は押し並べて「カオス」状態だった、と各メディアが報道。商品は、各国で発売直後にオークションサイトに出品されており、「Ebay」では定価49,990円のジャケットが3,300ポンド(約60万円)で落札されるなど高額で取引されている。
同コレクションは、10月末にNYで開催したグローバルローンチイベントに、ティーンから絶大な人気を誇るセレブモデルのケンダル・ジェンナー(Kendall Jenner)やジジ・ハディッド(Gigi Hadid)ら「バルマン軍団」が登場し発売前から大きな話題を呼んだ。「H&M」北米エリアのプレジデントを務めるDaniel Kulleは、インスタグラム上で170万人超のフォロワーを抱える「バルマン」デザイナー、オリヴィエ・ルステン(Olivier Rousteing)やモデル達がSNS上で5月の発表以来、コラボに関する投稿を頻繁にしていたことから、コレクションの人気が加速したのではないかと分析している。