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石原さとみのコメディエンヌぶりがラブコメ路線復活の鍵か

2015年11月08日 10:00  週刊女性PRIME

週刊女性PRIME

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視聴率的に苦戦した夏ドラマから一転、ほとんどの作品が二桁スタートを切るなど健闘している秋ドラマ。 復調の兆しが見えるというのが月9の『5→9~私に恋したお坊さん~』(フジテレビ系)。 コラムニストの今井舞さんは、『リッチマン、プアウーマン』での石原さとみのコメディエンヌっぷりが、“ラブコメ路線はイケる”という手応えに繋がったのかもと分析する。 「変に理屈をこねないでテンポよくどんどん話が進むし、ラブコメっぽいドタバタもある。ちょっと韓流ドラマっぽいですが、もともとこのどんどん進むテンポ感って、日本のドラマのものだったんですよね。山Pはこの前の『アルジャーノンに花束を』みたいな難しい役ではなく、セリフさえ頭に入れてれば棒読みしてもOKな坊さん役なのでちょうどいいかなと(笑い)」(今井さん) 逆に絶不調なのが、往年のトレンディードラマ風の『オトナ女子』(フジ系)。 「'90年代のトレンディードラマを経験した世代としては、これを大人が見て胸キュンするだろう、と胸張って出されたってことに腹立っていたら、フジの亀山社長が低視聴率の理由を“篠原涼子さんが美しすぎるから”とかぬかしていて、さらに腹立ちましたわ」(今井さん) ドラマ畑出身の亀山社長の発言だっただけに、より落胆したそうだ。期待を込めて、こんな厳しい意見を。 「バリキャリ女が若いミュージシャンと付き合っていたのに浮気されて、ショックで雨の中ずぶ濡れになって天敵の作家のいるカフェにわざわざたどり着いて愚痴るとか……ベタ展開やご都合主義もいい加減にせぇよ! 参考になるのは篠原や吉瀬美智子の洋服とかアクセサリーぐらい。でも、わざわざそんなもんだけ見るためにチャンネルは合わせない。大人の恋愛を描いてくれると楽しみにしていた女性たちはガッカリしていますよ」(今井さん)