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Kis-My-Ft2玉森、俳優業でも大忙し 二カ月連続リリースの間にどんな姿が見られる?

2015年11月08日 07:01  リアルサウンド

リアルサウンド

(C)タナカケンイチ

 Kis-My-Ft2の15枚目のニューシングル、『最後もやっぱり君』が11月11日に発売する。2カ月連続リリースの第二弾で、つんく♂が作詞・作曲を手がけ、初のコラボレーションとなることでも注目を集めている。男性の純粋な愛を歌ったラブバラードは、これからクリスマスに向けて、ロマンチックな気分にひたるのにぴったりな曲だ。


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 注目すべきは、第一弾の『AAO』、第二弾の『最後もやっぱり君』、どちらの表題曲も玉森裕太が主演している作品の主題歌となっていることだ。「AAO」は現在オンエア中のドラマ『青春探偵ハルヤ~大人の悪を許さない!~』(日本テレビ系)、「最後もやっぱり君」は11月21日より全国ロードショーされる映画『レインツリーの国』で、それぞれの作品を彩っている。


 玉森といえば、これまでドラマ『美男ですね』(2011年・TBS系)でミュージシャンを演じ、『信長のシェフ』(2014年・テレビ朝日系)では料理人、『ぴんとこな』(2013年・TBS系)では歌舞伎役者と、さまざまな役柄に挑戦してきた。そんな玉森が次に挑戦しているのは、意外にも普通の大学生。家賃を滞納し、生活費をガテン系のアルバイトに汗を流し、スウェット&無造作ヘアでフラフラ歩く。そんな肩に力の入っていない姿が、妙にリアルで見ていて心地がいい。これまでの尖った役柄をこなしてきた経験値が、自然な演技へとつながっているように思える。


 さらに、“探偵”とタイトルにつくとおり、犯人との格闘シーンもあり、アクションはさすがジャニーズというところ。ボクサー役を演じた主演舞台『DREAM BOYS』などで培われてきた素早い身のこなしが、活きている。どこにでもいそうな男子から、悪人を追い詰めるヒーローのような活躍、そして啖呵を切るシーンは実に痛快だ。


 そんな“ヤンチャ”玉森を楽しみながらも、次の作品『レインツリーの国』では読書を愛する好青年に変身。今作は玉森にとって、初の映画主演作。そして初めてのサラリーマン役かつ関西弁という、初めてづくしの設定。舞台挨拶で「まるで英語の勉強のようだった」と語ったように、関西弁には苦労したようだが、持ち前のストイックさでマスターした様子。同じく舞台挨拶中に、ヒロイン役の西内まりやの粋なはからいによって、会場に集まったファンに向かって「好きやで」と関西弁で愛のささやきを披露。こちらは、これまでにない“関西風”玉森を味わえる作品となっているはずだ。


 また、この映画は聴覚にハンディキャップを抱えるヒロインに恋をし、ぶつかり合いながら距離を縮めていくという展開。共生社会をめざす文部科学省とのタイアップ企画も決定しており、多くの人に響く作品になるだろう。その主題歌ということもあり、「最後もやっぱり君」ではサビの振り付けに手話が取り入れられている。ダンスとは異なる慣れない振り付けにキスマイメンバーも苦戦したようで、MV収録には8時間かかったとか。初回限定生産盤には、そんなMVメイキングドキュメントが収録されたDVDもつくとのこと。今度は“素の”玉森も楽しめるというわけだ。


 ドラマに映画、舞台と、主演作が続き、そして新曲2作品のリリースと、玉森にとっては大忙しの2015年だったのではないだろうか。玉森を溺愛し、ツアー中もホテルの同室で遊んだり、プライベートでも温泉に行く仲でもあるメンバーの宮田俊哉は、もしかしたら寂しい思いをしているかもしれない。12月24日にある2ヶ月連続シングルリリース記念イベントでは、ふたりのイチャイチャをぜひ期待したい。宮田に見せる“ツンデレ”玉森も、ファンは待ち望んでいるはずだ。(佐藤結衣)