ネガティブな性格を変えたい、もっと積極的になりたいなど、自分の中の何かを変えたいと思っている人は多いはず。ただ、それを努力と根性で頑張って変えようとしても長続きしないだろう。
メンタリスト・DaiGoさんが執筆した
『ポジティブ・チェンジ』(日本文芸社/刊)で紹介されているトレーニングは、自分が変わっていく過程も楽しめてポジティブになれるというものだ。人の心を読み、行動を操る人気メンタリストのDaiGoさんが、心理学と脳科学の最新研究を駆使し、人生を変える画期的な方法を解説している。
自分を変えるために必要なことは、考えることではなく、行動を変えることだ、とDaiGoさんは述べる。では、具体的にどんな行動を、どのように変えていけばいいのか。以下の7つのポイントを挙げている。
1、時間 2、言葉 3、友人 4、モノ 5、環境 6、外見 7、食事
この中の1つである、6つ目の「外見」を紹介しよう。
「人は外見ではなく性格だ!」というものだが、やはり他者に与える印象の大部分を占めるのは視覚情報だ。なので、外見を変えれば、周囲の人の反応も変わってくる。周囲の反応が変われば、それによって行動も変わらざるを得なくなり、それによって気持ちも変わってくる。
では、どう外見を変えるべきなのか。ルックスは…劇的に変えるのは難しいだろう。だから、「服の色」と「顔の周り」を変える。
服の色は外見のうちで一番広い面積を占めているので、そのぶん印象を変える効果が高い。自分が普段よく選ぶ色と違う色を身に着けるようにすると、ガラッと外見を変えることができるというのだ。
では、どんな色を選べばいいのか。寒色系ばかり選んでいたのなら暖色系に、赤が好きだったのなら反対色の緑に、というように、できればこれまでよく身に着けていた色の真逆がいい。
また、顔の周りを変えるのは、一番良く目につく部分を変えるという意味でとても効果的だ。例えば、髪形を変える、眼鏡を変える、女性ならメイクの仕方を変えるといったことで、手軽に印象を変えることができる。
このように、相手にもわかりやすく、印象の強い部分で外見を変えてみると、周りの対応が変わってくるはず。見た目を変えれば自分が変わると、よく言うが、実際にやってみると、その効果を実感できるだろう。
自分はネガティブだからと思っていたとしても、行動や生活習慣、考え方で変えることができる。そのためには、まず、小さなことでも行動することが大事なのだろう。
(新刊JP編集部)