誰でも一度は想像したことがある、
未来の世界。
テクノロジーの発達や人々の生活の変化は、考えるだけでワクワクしてしまう。
それは100年前の人々も同じだったようだ。
こちらは、「
En L’An 2000」と題されたポストカードで、人々が想像した
西暦2000年の世界が描かれている。
このポストカードが発表されたのは、当時の最新技術が発表された
パリ万博の前年、1899年。
新世紀を迎える幕開けを記念して、画家のJean-Marc Cote氏がデザインした。
時代は、産業革命が進み、人々の都市生活が急激に変化を遂げていた“ベル・エポック”。
美容室もオーダーメイド服の縫製も全自動。
レバーやアームがレトロな雰囲気で、なんだか可愛らしい。
・郵便局員は空を飛んでやってくる!
まるでジブリアニメの世界みたい!?
・消防士も空を飛ぶ!
まるで天使のような消防士は、まさにヒーロー。
・農作業も全自動!
ボタン1つで収穫ができるようだ。
・メイクだって全自動!
自分でメイクするより、複雑な機械を使いこなす方が大変そう!?
・勉強は頭に直接データ入力!
満足げに書物を詰め込む先生と対照的に、辛そうにしている子が気になるところだ。
・人気のレジャーは水中ゲートボール!
水圧と水流を考えると、かなり難しそうな競技だ。
そしてタツノオトシゴに乗ること!
馬のように乗りこなしているのは、タツノオトシゴが英語で「Sea Horse」(海の馬)だから。これは乗ってみたい!
・海中から魚釣りならぬ“鳥釣り”!?
なぜわざわざか海中からカモメを釣らなければならないのか?
突っ込みどころが満載だ…。
見ているだけで、ほのぼのしてくるこの作品。
他にも多数の作品が記録されているので、気になる人は下記サイトをチェックしてみて。
A 19th-Century Vision of the Year 2000
http://publicdomainreview.org/collections/france-in-the-year-2000-1899-1910/
・未来(まとめ)