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80年代から現在までの「東京」とは?東京都現代美術館で企画展開催 YMOや蜷川実花らが参加

2015年11月06日 20:12  Fashionsnap.com

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YMO+宮沢章夫がキュレーションした作品 Image by: Fashionsnap.com
東京にフォーカスを当てる企画展「東京アートミーティングⅥ "TOKYO"見えない都市を見せる」(以下、"TOKYO"展)が、東京都現代美術館で開催される。YMO(イエロー・マジック・オーケストラ)や蜷川実花、ホンマタカシらをキュレーターに迎え、1980年代から現在まで築かれてきた文化都市としての「東京」を約3ヶ月間にわたって紹介する。会期は11月7日から2016年2月14日まで。

現美で「東京」展が開催の画像を拡大

 2020年に開催される東京オリンピック・パラリンピックを前に企画された"TOKYO"展は、YMOと劇作家の宮沢章夫をはじめ、蜷川実花やホンマタカシ、岡田利規、アーティスト・ユニットのEBM(T)、映画監督の松江哲明らがキュレーターとして参加。「"TOKYO"を読み解く10のキーワード」をもとに作品が選ばれ、文化事象としてのYMOが紹介されるほか、ホンマタカシのキュレーションでは「マメ(mame)」やチン↑ポム(Chim↑Pom)、川上未映子らの作品が展示される。蜷川実花は竹の子族やマハラジャ、ジュリアナ東京、ゴスロリ、インスタグラムといったテーマをもとにしたドキュメント写真を公開し、自撮りブースを設置。このほか、村上隆や奈良美智らの絵画作品などを展示する。現代芸術活動チーム 目(め)らによる新作では、出展アーティストの視点で「東京がどう見えているか」を表現するという。企画展全体のキュレーションを手掛けた長谷川祐子は「YMOやコム デ ギャルソン(COMME des GARÇONS)が出てきた80年代というのは、戦後の文化を完全にリセットした時代。そこから現在まで、東京が文化都市としてどう引き継がれていったのかを見てもらいたい」とコメントしている。
■東京アートミーティングⅥ "TOKYO"見えない都市を見せる会期:2015年11月7日(土)~2016年2月14日(日)会場:東京都現代美術館(東京都江東区三好4-1-1)開館時間:10:00~18:00 ※入場は閉館の30分前まで休館日:月曜日(2015年11月23日、2016年1月11日は開館)、11月24日、12月28日~2016年1月1日、1月12日入場料:一般1,200円    大学・専門学校生・65歳以上900円    中高生700円    小学生以下無料

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