「エイチ&エム(H&M)」と「バルマン(BALMAIN)」のコラボレーションコレクション「バルマン x H&M」が11月5日10時、全国6店舗で一斉発売された。新宿や渋谷の都内店舗のほか心斎橋店などでは限定商品を求め多くの客が押し寄せ、発売からまもなくメンズ商品から売り切れが相次いだ。
「BALMAIN×H&M」が発売の画像を拡大 今回のコラボレーションでは「バルマン」のクリエイティブ・ディレクター、オリビエ・ルステン(Olivier Rousteing)をはじめ、キャンペーンに出演するトップモデル達らがインスタなどを活用し、発表当初からSNS上で注目を集めてきた。「バルマン」を代表するバイカーパンツが1万円代で購入できるなど、ラグジュアリーブランドの商品を手頃な価格で購入できるということからもファンの間で期待が高まっていた。
去年のアレキサンダー・ワン(Alexander Wang)とのコラボ発売時には、整理券を深夜と早朝の数回に分けて配布したため日をまたいで長い列ができていたが、今年は前々日の深夜頃から客が列を作り始めたため、急遽整理券配布の前倒しが決定した。これについてH&Mジャパン代表取締役社長のクリスティン・エドマンは、「予想以上のお客様が集まり、交通と安全上の面から早めるに至った」と経緯を説明。発売時には渋谷店の店頭で客を迎え、「今年は特にお客様の反響が大きく、SNSでの広まりや行列についても例年より早かった。(3年前の)『マルジェラ』以来、特にメンズ人気が年々高まっている」とコメントした。
各店舗、10時の発売と同時に客が売り場に殺到し、特に大量に商品を抱え込む客などがメンズフロアに溢れ一時混乱状態になった。新宿店に来店した先頭組の男性は、4日の始発から店舗前で列に並び、同日11時頃に整理券を確保したというが「目当ての商品は一瞬でなくなってしまった」と悔しさを滲ませ、同じ組の女性も「他の客の勢いが凄まじくて商品を手にできる状況ではなかった」とフロアの様子を振り返った。また、女性2人組は「イヤホン」と「赤のタイトドレス」目当てに来店したといい、店舗前で入店待機した客も多かった。
メンズアイテムは半日で売り切れた商品が多く、ウィメンズも品薄状態。発売当日で商品が完売する可能性もありそうだ。
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