オランダで今年の「
デザイン・アウォード」にノミネートされた「
Groundfridge(グラウンドフリッジ)」が話題を呼んでいる。
同国出身のデザイナー、
Floris Schoonderbeek氏が手掛けた「
グラウンドフリッジ」は、地下の遮光性と一定の温度環境を利用することで、電気を使わずに食材を冷やせる“
地下貯蔵型冷蔵庫”。
円形型シェルターのようなこの貯蔵庫では、
1年を通し約10~12度に室温を保つことができるため、野菜や果物、ワイン、チーズなどの保存に最適という。
収納量は
約3000リットル。これは
家庭用冷蔵庫約20個分にあたり、家族5人分の食料が楽々収まるほどの収納力だそう。
これだけの食料を、全くの“ゼロ・エネルギー”で保存できるというのは、まさに画期的!
「グラウンドフリッジ」は直射日光を避けた、木の根付近の地中に埋めるよう指示されている。
室内には食料品を置きやすいよう、数段のラックが備え付けられており、入り口から伸びた階段を使って出入りすることができる。
災害時にはシェルターとしての利用も想定されているという同商品は、
Weltevreeにて購入が可能。(配送は2016年を予定)
販売価格は7450ユーロ(日本円で約98万円)。
日本の豪雪地帯で古くから利用されてきた「雪室(雪むろ)」を思い起こさせる同商品。
世界のエコデザインに関心がある方は、早速チェックしてみては?
Groundfridge(Weltevree)
http://www.weltevree.nl/ENG/collectie/groundfridge
・エコ(まとめ)