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黒沢清監督の最新作『クリーピー』2016年6月に公開決定 夫婦の日常を脅かす恐怖を描く

2015年11月05日 11:01  リアルサウンド

リアルサウンド

(C)2016「クリーピー」製作委員会

 黒沢清監督と西島秀俊が10年ぶりにタッグを組んだ映画『クリーピー』の公開月が2016年6月に決定し、合わせてチラシのビジュアルが公開された。また、新たに笹野高志、藤野涼子らの出演も発表された。


参考:宮台真司の『岸辺の旅』評:映画体験が持つ形式のメタファーとしての黒沢作品


 映画『岸辺の旅』で第68回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門監督賞を受賞した黒沢清監督が、第15回日本ミステリー文学大賞新人賞に輝いた前川裕の同名小説を映画化した同作。ある夫婦の日常が“奇妙な隣人”への疑惑と不安から、深い闇へと引きずり込まれていく恐怖を描いたサスペンス・スリラーだ。


 『ニンゲン合格』(99)、『蟲たちの家』(05/オムニバス)、『LOFT ロフト』(05)に続き、4度目の黒沢清監督作への出演となる西島秀俊が、元刑事の経歴を持つ犯罪心理学者の主人公を務める。さらに、主人公の家族として、妻役に竹内結子、娘役には川口春奈が出演。そのほか、不可解な出来事のきっかけとなる隣人役を香川照之が務めるなど、旬の役者たちが顔を揃えている。共同脚本には、『先輩と彼女』(2014)や『東京の日』(2015)などで監督としても活動する池田千尋が参加している。(リアルサウンド編集部)