1997~2008年に大人気を博したバラエティ番組「学校へ行こう!」(TBS系)が、レギュラー出演していたV6のデビュー20周年に合わせて、11月3日に「学校へ行こう!2015」として一夜限りの復活を果たした。
最高視聴率は22.1%にのぼり、前週放送の「中居正広のキンスマスペシャル」を上回る大金星に。ツイッターのトレンドワードが「マサーシー」「灘6」「パークマンサー」「みのりかわ乙女団」など関連ワードで埋め尽くされるなどネットで大盛り上がりを見せたが、視聴者には一抹の寂しさも残ったようだ。
「あの頃は帰ってこない」と早くも思い出に浸る若者
「学校へ行こう!」の目玉は、V6が全国の学校を訪れて生徒と作り上げる「未成年の主張」などのコーナー。他にも「東京ラブストーリー」「B-RAPハイスクール」など数々の名物企画が生まれ、放送翌日のクラスの話題は番組で持ちきりだったものだ。
当時の中高生は、いまや20代前半から30代半ばに「成長」。今回のスペシャルでは「未成年の主張」に出たかった男性が歳を重ねて教師となり、勤務先の中学生とともに夢を叶える一幕もあった。ネットには青春時代に夢中になった番組を懐かしむ声があがっている。
「なつかしの学校へ行こう。青春かよw高校時代に戻りてーwww」
「録画した学校へ行こう!もう4-5回観た」
「軟式globe懐かしすぎ面白すぎ笑いすぎて涙出たし咳やばいし過呼吸なりかけた」
「私たちの青春だもん、学校へ行こう!は」
しかし当時は学校に通っていた番組のファンたちも、いまやほとんどが「会社」勤めに。番組を見たせいで、翌日の出社がつらくなったと落ち込む人の書き込みも見られる。
「学校へ行こうで盛り上がっていた当時のキラキラしていた我々世代も、今やどんより会社へ行こう世代に」
「今更学校へ行こうをやってもあの頃は帰ってこないんだよ!!!!!!!」
上司の悪口を叫ぶ「平社員の主張」に2万件のリツイート
番組が終了した2008年といえば、リーマンショックが起きた年。2000年代に始まったプチバブルが、大きく弾けた時期だ。当時の視聴者たちは親の保護下で安心して暮らしており、こんなに厳しい世の中に投げ出されるとは思いもよらなかったことだろう。
「学校へ行こう復活して欲しいなあ」
「とにかく面白かったし泣けた。またやってほしい」
と、特番でもいいから定期的に懐かしい思いに浸りたいという声も多い。
当時の番組の企画を下敷きに、会社の屋上から上司の悪口を叫ぶ「平社員の主張」や、日々の労働の苦しみをラップに載せて世界に叩き付ける「社畜ラップ残業オフィス」といった新企画をやって欲しいと書いた投稿は、2万件以上もリツイートされた。
また、「3時間スペシャル!学校へ行こう」という番組名をもじって、「明日は会社へ行こう!14時間スペシャルです 楽しみですね」「今週末は会社へ行こう!18時間スペシャル」などと自虐的なツイートをする人も見られた。
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