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FIA会長トッド、「彼はまだ戦っている」と親友ミハエル・シューマッハーの近況をコメント

2015年11月02日 20:51  AUTOSPORT web

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かつては監督としてミハエル・シューマッハーと共にF1を戦ったジャン・トッド。2009年10月からFIA会長を務めている。
FIA代表のジャン・トッドは、自宅でリハビリ生活を送っているミハエル・シューマッハーについて「彼はまだ戦っている」と怪我を負った元ワールドチャンピオンの近況についてコメントしている。

 元F1チャンピオンのシューマッハーは、2013年末の12月29日にフランス・アルプスのリゾート地メリベルでスキーをしている最中に転倒、頭部に重傷を負い、フランスのグルノーブル大学病院に約半年間入院していた。その後、昏睡状態を脱したシューマッハーは昨年の9月に退院。現在は自宅近くのローザンヌ大学病院に転院し、リハビリ生活を送っていると言われている。

 シューマッハーの容態に関してはほとんど情報が公開されていないが、先週末のF1メキシコGPのメディアブリーフィングでトッドは、アメリカGPで3度目のワールドチャンピオンに輝いたルイス・ハミルトンについての話している中で、シューマッハーの近況に関して触れている。

「ルイスが3度目のタイトルを獲得した先週のレースは面白かったね。(シュッマッハーの7度のチャンピオン獲得を引合いにだし)数字を知っているだろ。ミハエルの成し遂げたことがとても誇らしいよ。時々、君たちは彼がしたことを忘れがちになるね」

「ミハエルは親友だし、彼の家族ともとても親しい。同様に、私も彼らをとても近くに感じている。ミハエルとはよく会うんだ。そして、ミハエルはまだ戦っている。我々は家族と一緒に戦い続けなければならない」

 シューマッハーは、1994、1995、2000、2001、2002、2003、2004年にF1ワールドチャンピオンを獲得し歴代最多記録となっている。3度目の王者に輝いたハミルトンだが、シューマッハーの王者獲得の記録に今後並ぶことができるだろうか?