トップへ

趣里、水谷豊と伊藤蘭からの言葉「好きなようにやりなさい」

2015年11月02日 08:10  週刊女性PRIME

週刊女性PRIME

写真
「私は、アカリのように人にはっきりと物を言うことが苦手なんです。出会って、それほど時間がたっていない男性にも、感じたことを伝える彼女が嫌味っぽく見えたらダメだなって、結構、考えました」 映画『東京の日』で、ヒロインを務めた趣里。スーツケースに全財産を詰め込み上京してきたワケあり女・アカリと、彼女に住む場所を提供する、流されるままの男・本田との微妙な空気感を描いた今作。優しいだけが取り柄の本田のような男性が好みかを聞くと、 「イヤです(笑い)。優しいだけの人も、優しいフリをしている人も」 『3年B組金八先生ファイナル~「最後の贈る言葉」』で、デビューして4年。ふんわりした雰囲気の中に、しっかりと芯を感じる彼女は、ドラマ、映画と着実に女優としてステップアップを続ける。現在も、北村一輝など実力俳優陣が名を連ねる舞台『大逆走』(10月29日から、11月1日まで。大阪・森ノ宮ピロティホール)に出演中。 「うれしいし、ありがたいですね。作品ごとに自分の世界を広げてもらっています。“見てよかった”という声をいただくと、この仕事を選んでよかったなって」 イギリスに留学するほど、幼いころから追い続けたバレリーナの夢をケガで断念。「表現者になりたい気持ちが捨てられなかった」と、次に選んだのは俳優の道。そこには、父・水谷豊、母・伊藤蘭という、大先輩が。 「ふたりからは“好きなようにやりなさい”って、アドバイスをもらっています。きっと“また、二世か”と思われる方も多いと思うんです。でも、自分が選んだ道だから。自分を信じて、頑張ろうって。心折れそうなときもあるけど、今は、すべてお芝居をするうえでの経験になると思っています。」 撮影/高梨俊浩