2015年F1第17戦メキシコGPは1日(現地時間)、首都メキシコシティにあるエルマノス・ロドリゲス・サーキットで71周の決勝レースが行われ、メルセデスAMGのニコ・ロズベルグがポール・トゥ・ウインで6月の第8戦オーストリアGP以来、9戦ぶりのトップチェッカーを受けた。ロズベルグは今季4勝目、通算では12勝目となった。
2位はチームメイトのルイス・ハミルトン、3位にはウイリアムズのバルテリ・ボッタスが入った。一方、ロズベルグとドライバーズランキング2位を争うフェラーリのセバスチャン・ベッテルはスタート直後の1コーナーでダニエル・リカルドと接触してパンク、緊急ピットインを余儀なくされるとトップ10を目指して追い上げを図っていた終盤52周目にクラッシュを喫して無念のリタイアとなった。また、19番手スタートのキミ・ライコネンもレース序盤にボッタスと接触して同じくリタイア。フェラーリが2台揃って完走できなかったのは2006年のオーストラリアGP以来となる。
この結果、ドライバーズ選手権2位争いは、25ポイントを加えたロズベルグがノーポイントに終わったベッテルを21ポイント上回って2位に返り咲いた。
なお、パワーユニットの交換でジェンソン・バトンが70グリッドの降格、フェルナンド・アロンソも15グリッドの降格ペナルティで最後尾スタートとなったマクラーレン・ホンダは、アロンソがわずか1周でパワーを失いリタイア、バトンは完走を果たしたものの、16台中14位でのフィニッシュとなった。
ホンダは、ちょうど50年前(1965年)のメキシコGPでRA272をドライブしたリッチー・ギンサーによりF1初優勝を飾っている。
1/N.ロズベルグ/メルセデス
2/L.ハミルトン/メルセデス
3/V.ボッタス/ウイリアムズ
4/D.クビアト/レッドブル
5/D.リカルド/レッドブル
6/F.マッサ/ウイリアムズ
7/N.ヒュルケンベルグ/Fインディア
8/S.ペレス/Fインディア
9/M.フェルスタッペン/トロロッソ
10/R.グロージャン/ロータス
11/P.マルドナド/ロータス
12/M.エリクソン/ザウバー
13/C.サインツJr./トロロッソ
14/J.バトン/マクラーレン
15/A.ロッシ/マノー
16/W.スティーブンス/マノー
R/F.ナッセ/ザウバー
R/S.ベッテル/フェラーリ
R/K.ライコネン/フェラーリ
R/F.アロンソ/マクラーレン