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「MIYAKE ISSEY展: 三宅一生の仕事」プリーツの制作過程を初公開へ

2015年11月01日 22:52  Fashionsnap.com

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「MIYAKE ISSEY展: 三宅一生の仕事」第1弾フライヤー
世界的なデザイナー三宅一生氏の約45年間の仕事を振り返る展覧会「MIYAKE ISSEY展: 三宅一生の仕事」の展示内容が明らかになった。国立新美術館が10年越しの交渉を経て開催が実現したという同展では、三宅一生氏による約120点に及ぶアーカイブと映像で構成。また、「イッセイミヤケ」の象徴でもあるプリーツの制作過程を同展で初公開する。開催は2016年3月16日から6月13日まで。

「MIYAKE ISSEY展」でプリーツの制作過程公開の画像を拡大

 展覧会は4つの展示室に分かれており、最初の部屋は吉岡徳仁氏が、次の2つの部屋は佐藤氏が空間演出を担当し、最後は映像を中心とした構成を予定しているという。中でも目玉となるのは、プリーツの制作過程の初公開だ。展覧会に先立ち開かれた会見で、「まずは5万点に及ぶ三宅氏の仕事を理解することから始めた」と切り出した佐藤氏は、プリーツが生まれる瞬間を伝えるために工場のマシーンを展示室に持ち込むことを発表。「(生地の)平らな状態と縮んだ状態を見比べてもらうことで、イッセイミヤケのプリーツがいかに計画的に設計されているかを見ていただきたい」と話した。
 展覧会の概要と合わせて公開されたムービーは、ミュージック・インターフェース「BAO BAO MUSIC」のクリエイティブ・ディレクターを担当するtha ltd.の中村勇吾氏が制作。現在、同時進行で来年3月にタッシェンから出版される本の選定にも関わっているという三宅デザイン事務所 代表取締役社長の北村みどりは、「三宅が展覧会を通して伝えたい事は、デザインの楽しさや可能性、自由さ。展覧会を見る一人でも多くの方々にデザインの素晴らしさを感じていただけると嬉しい」と語った。


■MIYAKE ISSEY展: 三宅一生の仕事 会期:2016年3月16日(水)~6月13日(月) 休館日:毎週火曜日 ただし、5月3日(火・祝)は開館 会場:国立新美術館 企画展示室 2E 東京都港区六本木7– 22–2 開館時間:10:00~18:00 金曜は 20:00まで ※入場は閉館の30分前まで 主催:国立新美術館 共催:公益財団法人 三宅一生デザイン文化財団、株式会社 三宅デザイン事務所 協賛:株式会社 イッセイ ミヤケ 観覧料:当日/1,300円(一般)800円(大学生)     前売/団体:1,100(一般)500 円(大学生)
■展覧会に関する問い合わせ:03-5777-8600(ハローダイヤル)