スーパーGT第7戦は1日、オートポリスで30分間のフリー走行が行われ、GT300クラスはSUBARU BRZ R&D SPORTがトップタイムを記録した。
薄雲が広がり肌寒さを感じる気候となった決勝日のオートポリス。朝から多くの観客が見守るなか、気温9度、路面温度11度というコンディションのもと、決勝前最後の走行がスタートした。
セッションは大きな混乱もなく推移。各チームとも決勝を見据え、セッション序盤から順調に走行を重ねていくが、前日の予選でポールポジションを獲得したシンティアム・アップル・ロータスはトラブルなのか、コースインできていない。また、前日の公式練習で速さをみせながらもトラブルで予選に参加できなかったUPGARAGE BANDOH 86はマシンの修復を終え、このフリー走行には参加している。
走行開始15分時点でのトップはTOYOTA PRIUS apr GTの中山雄一が記録した1分45秒927。2番手にARTA CR-Z GT、3番手にAudi R8 LMS ultraと続いている。予選でQ1敗退したランキング首位のGAINER TANAX GT-Rは1分47秒136で11番手タイムとなっている。
チェッカーまで10分を切ろうかというタイミングで、山内英輝がドライブするSUBARU BRZ R&D SPORTがPRIUSを約0.7秒上回りトップに躍り出ると、平峰一貴のマネパ ランボルギーニGT3が3番手タイム、吉田広樹のRUNUP Group&DOES GT-Rが4番手タイムを記録しポジションを上げていく。その後は大きなタイムアップを果たすマシンは現れず、BRZがトップのままセッションは終了。なお、ポールシッターのロータスは終始ガレージから姿を現さず、一度もタイムを刻むことなくセッションを終えている。
トップタイムをマークしたBRZは井口卓人、山内ともに1分46秒台後半から1分47秒後半のタイムで周回しており、決勝でも安定した走りをみせそうだ。また、予選2番手のPRIUSは1分47秒台から48秒台、FIA-GT3勢最上位の予選5番手につけているグッドスマイル 初音ミク SLSは片岡龍也のみがステアリングを握り、1分48秒から49秒台のペースとなっている。
スーパーGT第7戦オートポリスの決勝レースは14時にスタートする。