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アジア最大級のフリマが韓国で開催 ファッションアプリ「スタイルシェア」が2万人を集客

2015年10月31日 21:32  Fashionsnap.com

Fashionsnap.com

スタイルシェアサンデーフリーマーケット 会場内 Image by: Fashionsnap.com / StyleShare
韓国・ソウルで10月25日、ファッションアプリ「スタイルシェア(StyleShare)」が主催するフリーマーケットが開催され、約2万人を集めた。会場となったDDP(東大門デザインプラザ)では、開業以来最大の集客数を記録。主に女性客が約1kmにおよぶ長蛇の列を作り、待ち時間は平均3時間に及んだ。今回で3回目だが、ファッションのO2Oイベントとしてもアジア最大級と言える規模に成長している。

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 「スタイルシェアサンデーフリーマーケット」は、ソウルファッションウィークが閉幕した週末の25日に開催された。アプリ上で募った出展者は、一般から手作り品を個人販売しているクリエイター、新進ブランドまで幅広く、古着から新作までセール価格で販売。人気サロンCHAHONG ARDORによるヘアセットやコスメブランドDr.Jart+によるポイントメイクといったスポンサーブースの体験型サービスも人気を集め、韓国で活躍中の歌手やモデルがブースに立って客と交流するなどエンターテインメント性の高さも特徴だ。約100人のファッションブロガーや、日本からUsuke Devil(ユースケ・デビル)やAsami(アサミ)といったインフルエンサーらを招くなど発信力の強化によって情報が拡散され、アプリの登録者数の増加にもつながったという。
 メインスポンサーDr.Jart+の広報担当者は「購買意欲が高い客が多く、顧客予備軍の若い層にアピールできた」と好感触で、普段はECを中心にバッグを販売している「yeomim」やアクセサリーブランド「HIGH CHEEKS」、着せ替えスマホケースを扱う「Modine de Seine」担当者らは「オフラインで客と交流でき、マーケティングにも役立つ」などと話し、販売だけではなくコミュニケーションの場にもなっているという。回を重ねるごとに来場者を増やしている「スタイルシェアサンデーフリーマーケット」について担当者は、「ユーザー、出展者、スポンサー、そして主催者の全てに良い反応と結果が出ている」と話しており、3回目にしてフリーマーケットの域を超えてファッションとエンターテインメント、そしてビジネスが三位一体となった巨大イベントに発展。次回はさらに規模を拡大して開催する計画だという。
■StyleShare:公式サイト / Google Play / App Store