スーパーGT第7戦は31日、オートポリスでノックアウト形式の予選が行われ、GT500クラスはカルソニック IMPUL GT-Rがポールポジションを獲得。今季初勝利に向けて、最良の結果を得ることとなった。
朝から青空の広がるオートポリス。午後になっても太陽は陰ることなく、GT300クラスの予選が始まった13時30分時点では、気温12度、路面温度25度というコンディションとなった。
GT500クラスのQ1は13時50分からスタート。午前中に行われた公式練習では1分34秒台前半のタイムを10台がマークしており、予選ではさらなるタイム向上も予想された。セッション序盤は各車とも動かず、残り10分を切ったところでEpson NSX CONCEPT-GTがコースイン。KEIHIN NSX CONCEPT-GT、ARTA NSX CONCEPT-GTと、ホンダ勢が続いていった。
その後、各車がアタックに入っていくと、続々とコースレコードを上回るタイムがマークされることに。レクサス勢が早々に1分33秒台のタイムを記録するが、ペナルティポイントの累積により午前の公式練習に参加することができなかったカルソニックGT-Rの安田裕信が、1分33秒367をマークして一時トップに浮上する場面もあった。、
チェッカー間際までトップタイムが続々と更新されていくが、そんな中でトップタイムをマークしたのは、D'station ADVAN GT-Rを駆る佐々木大樹。1分33秒176をマークしてこのセッションを首位で終えた。2番手にKEIHIN NSXが続き、3番手にはカルソニックGT-Rが入った。
Q2進出圏内となる8位付近では、MOTUL AUTECH GT-Rが8番手でギリギリのQ1突破を果たす。一方、前戦を制してランキング2位に浮上したRAYBRIG NSX CONCEPT-GTは10番手に。そしてランキング3位のS Road MOLA GT-Rも9番手とこのセッションで予選を終えることに。ENEOS SUSTINA RC F、ドラゴ モデューロ NSX CONCEPT-GT、ARTA NSX、DENSO KOBELCO SARD RC F、KeePer TOM'S RC Fも予選Q1敗退となった。
GT300クラスのQ2などを挟み、定刻の14時35分からポールポジションを決める12分間のQ2がスタートした。ここでも、Q1同様にEpson NSXが真っ先にコースイン。KEIHINが続き、今回もホンダ勢が先陣を切って動き出した。30秒ほど間隔をあけてQ1トップタイムのD'station GT-Rがコースインすると、その後は各チームとも続々とコースへと向かっていった。。
セッションが残り2分を切り各車アタックラップに入っていく。そんな中、カルソニックのジョアオ-パオロ・デ・オリベイラは1分32秒835を記録してトップに浮上。続いて、オートポリスで5回のポールポジション経験をもつZENT CERUMO RC Fの立川祐路がコントロールラインを通過するも、コンマ2秒弱及ばず2番手に。また、MOTUL AUTECH GT-Rのロニー・クインタレッリも好タイムで各セクターを通過するも3番手に留まった。
その後、トップタイムを更新するマシンは現れず、カルソニックが今季初のポールポジションを獲得。現在ポイントランキングの首位につけているカルソニックが、今季初勝利に向けて最高のグリッドを獲得した。2番手にはZENT RC F、3番手にMOTUL GT-R、そして4番手にD'station GT-Rが続き、上位4台のうち3台をGT-R勢が占める結果となった。