『24fps ― JRの映像 展』が、11月8日から東京・神宮前のワタリウム美術館で開催される。
フランスに生まれ、現在はパリとニューヨークを拠点に活動するJR。弾圧や貧困、差別のもとで暮らす人々を世界各地で撮影し、巨大な写真を現地の人々と共に建物の外壁や通りに貼る活動を展開している。
同展では、若者の暴動や移民をテーマに昨年から今年にかけて制作された映像作品と関連作品を展示。上映される映像作品は、1892年から1952年までアメリカへの移民の入り口だったエリス島をモチーフに、移民として島に来たが、入国が認められずに幽霊になった男を主人公にしたロバート・デ・ニーロ主演の『エリス Ellis』、「2005年パリ郊外暴動事件」をテーマにニューヨークシティバレエ団が制作したパフォーマンスをもとにした『レボスケ Les Bosquets』、女性のいないフランスのル・アーブル港の港湾労働者と共に、女性の目の写真をコンテナに貼り付けるプロジェクトを映像化した『リヴァージュ Rivages』の3作品となる。