キミ・ライコネンはF1の週末スケジュールが2日間の開催となれば、ファンにもチームにも利益があるとして支持している。
アメリカGPでは大雨のためにフリー走行2回目がキャンセルとなり、予選は日曜の午前中へと延期された。ライコネンは日曜のスケジュールが密になったことでファンはより多くの走行を見ることができ、2デー開催が可能であることを証明したと言う。
「もちろん少し早い時間帯から仕事を始めることにはなるけれど、僕としては2デーの方が好ましい。3つのフリー走行すべてを1日で行うことは可能だ。計画を立てれば全セッションを2日間に納められるし、ひとつのプラクティスを長めにとって2回にする形でもいい。少ない日程にして出張の期間が短縮されれば、全チームにとって節約になる。決勝日に多くのイベントがあるというのは、みんなにとって良い案だよ。見ている人たち全員が、マシンが走行しているところを見られるんだ。
すべてをうまく2日間に納めるのは簡単だろう。オースティンでやってみたけれど、特に忙しすぎるということもなかった。いまの方法に慣れすぎていて、何もかもが決め打ちになっているだけだよ。ミーティングがいつ、これとあれがいつ、といった具合にね。事前にきちんと計画できていれば、いろいろ調整する必要はあるとしても、すべてはスムーズに進む。(アメリカGPでは)時間は十分あったし、かなり良かったと思う」
フェラーリのチーム代表であるマウリツィオ・アリバベーネもライコネンの意見に同意しているが、現行スケジュールの問題点は時間ではなく内容にあるとしている。
「短く、コンパクトなスケジュールはF1にとって良い解決策になるかもしれない。そして肝心なのは、その間に何をしているかだ。オースティンの日曜は予選とレースが同日開催されることになり、観客にとってはエキサイティングだった。さらに雨という魔法が加わったことで、レースはより楽しいものになった。2日か3日かという問題だけではなく、どのようなコンテンツをつめこむかがポイントだ」