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山田真歩&渋川清彦が恋に溺れる、ゾラ原案の18禁映画『アレノ』

2015年10月28日 20:50  CINRA.NET

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『アレノ』 ©2015 ユマニテ
映画『アレノ』が11月21日から東京・新宿のK's cinemaほか全国で順次公開される。

同作は、エミール・ゾラの小説『テレーズ・ラカン』を原案に、舞台を現代の日本に置き換えたオリジナルストーリーで映画化した作品。『テレーズ・ラカン』はこれまでも数回にわたって映画化されているほか、パク・チャヌク監督『渇き』は同作にインスピレーションを受けて制作された。

物語は、病弱な夫とその妻、2人の幼なじみである妻の愛人の3人の関係を軸に展開。夫を殺そうと湖に突き落とした妻と愛人が、湖の中で彼の姿を見失ったことから、湖畔のラブホテルに宿泊して溺死体があがるのを待つことにする、というあらすじだ。

愛人との逢瀬を重ねながら恋と情欲に溺れていく妻を演じるのは、NHK連続テレビ小説『花子とアン』の宇田川満代役などで知られる山田真歩。妻の愛人役に渋川清彦、夫役に蜷川幸雄演出の『2012年・蒼白の少年少女たちによる「ハムレット」』でハムレットを演じた川口覚がキャスティングされている。

メガホンを取ったのは、プロデューサーとして『海のふた』『白河夜船』『かぞくのくに』などの映画を手掛けた越川道夫。脚本を『ヘヴンズ ストーリー』などの佐藤有記、音楽を同作で初めて映画音楽を手掛ける澁谷浩次(yumbo)が担当している。撮影は16ミリフィルムで敢行。なお同作では性描写が多く盛り込まれており、18歳未満は鑑賞することができない。