ワールド「TK」が大幅リブランディング、TAKEO KIKUCHI冠したロゴに一新

ワールドが運営するメンズブランド「ティーケー（TK）」が、ロゴを「tk.TAKEO KIKUCHI」に一新して2016年春夏コレクションからリブランディングする。コアターゲットをこれまでよりも5歳前後引き上げ、素材からデザイン、シルエット、パターンまで見直し、トレンドを反映させたクリーンな印象のコレクションに刷新。店舗のリニューアルも来春から順次行っていく。

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　1999年にスタートし2004年から現在のブランド名で展開されている「TK」。ショップ数はおよそ70店舗をピークに直近では約40店舗まで減少していたが、ブランドの方向性を一旦整理し、基盤とする「タケオキクチ」との親和性を図る目的でリブランディングに至ったという。先駆けて今年4月には、別々だった両ブランドの事業部を統合・再編した。
　コレクションでは特に、タケオキクチのDNAを継承するブランドとしてジャケットのものづくりを改め、従来までタイト気味だったシルエットは時代性に合わせてゆとりのあるパターンを取り入れ、一部は国産の素材を使用。スタンダード商品も素材から見直した。ブランドが強みとする加工デニムや和柄アイテムは現代的なデザインにアップデート。テーマ性を打ち出すアイテムと販売主力商品でカラー展開を揃え、店頭での統一を図る。価格レンジは広がるが、客単価は従来通りの1万円強からやや高めを見据えている。
　リブランディングにあわせて既存店のリニューアルを順次実施。刷新後の店舗は高感度の男性が住むアパートメント（APARTMENT）をイメージし、モノトーンがベースの店装に仕上げる。先がけて11月にはブランドWebサイトをリニューアルし、ECの売り上げ拡大も図る。
■tk.TAKEO KIKUCHI 公式サイト