中国人芸術家アイ・ウェイウェイがレゴの使用拒否を受け批判殺到

中国の芸術家で人権活動家の艾未未（アイウェイウェイ）が、玩具メーカー「レゴ（LEGO）」社から作品に使用するレゴブロックの提供を拒否されたことが明らかになった。同氏はレゴ社の行為は「検閲と差別に当たる」と批判し波紋が広がっている。

レゴブロック提供拒否で波紋の画像を拡大

　アイ・ウェイウェイは、12月から始まる自身の展覧会にレゴを用いた作品の出展を予定していたが、ブロック注文後に同社から「政治的、宗教的、差別的、品位を乱したり中傷的」な創作物に使用されることは容認出来ないという理由で提供を断られたことを自身のSNSに投稿。これに対し、ユーザーがレゴ社の対応を批判し、手持ちのレゴの提供を申し出る声が相次いだ。　アイ・ウェイウェイの展覧会を主催するオーストラリアのビクトリア国立美術館では支援者からロゴブロックの寄贈を受付けを開始し、同氏はそれらを用いて新しい作品を制作することを表明している。