鳥公園の舞台『緑子の部屋』が、11月27日から東京・駒場東大前のこまばアゴラ劇場で再演される。
鳥公園は『第58回岸田國士戯曲賞』の最終候補作品『カンロ』を手掛けた西尾佳織が主宰を務める演劇ユニット。2007年の結成以降、東京を拠点に活動しながら、鳥取、北九州、広島、大阪、京都など様々な土地での滞在制作や公演も行っている。
西尾が作・演出を手掛ける『緑子の部屋』は、昨年3月に大阪・大阪市立芸術創造館で初演された作品。ある日突然姿を消した緑子について友人や恋人、兄が語り合うというあらすじで、それぞれの話がすれ違っていく様子を通じて、わかりあうことを求める人間の姿を描く。出演者には初演時と同じく武井翔子(鳥公園)、浅井浩介(わっしょいハウス)、鳥島明(はえぎわ)が名を連ねている。
また、2012年に初演された西尾作の短編作品『待つこと、こらえること』が、12月4日にこまばアゴラ劇場で再演される。演出はリクウズルームの佐々木透が担当。チケットは現在販売中だ。