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ライコネン、バトル中のドライビング基準に疑問/F1アメリカGP決勝

2015年10月27日 12:31  AUTOSPORT web

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マックス・フェルスタッペン(トロロッソ)&キミ・ライコネン(フェラーリ)
フェラーリのキミ・ライコネンは、F1アメリカGP決勝でのマックス・フェルスタッペンとのバトルについて、(バトル中の)ドライビングの基準を明確にするべきだと述べた。

 ふたりはアメリカGPの序盤の数周にわたって接近したバトルを展開。その際、フェルスタッペンはライコネンに対して十分なスペースを与えていなかったとして、ライコネンが無線で「彼は僕をコース上から押し出そうとしている。こんな走り方が許されるのなら次はこちらもやってみる」と怒りをぶちまける場面があった。

 しかしながら、レース後のライコネンは「フェルスタッペンは問題なかった」とコメント。彼の走り自体に抗議するのではなく、ルール上でバトル中のドライビング基準を明確にするよう要求。以下のように説明した。

「僕はただ、他のマシンが来た時もコーナーの出口で同じように縁石まで追いやるような走りをするのがOKなことなのかを問いたかっただけだ」とライコネン。

「皆が同じルールの解釈をしているのであれば全く問題はない。現在のF1はルールが多すぎる。ブレーキング中にラインを変えてはいけないとか、横にいるマシンに対してはしっかりスペースを残すこととかね」
「相手がイン側に行ったのであれば、アウト側に行って、相手がワイドにはらんでも強引にスペースをなくすようなことはするべきではない」

「僕は怒っていないし、彼に対して文句を言うつもりもない。次の機会で他の誰とも同じような方向性のバトルができれば問題ないのだから。しかし、全員に対してバトル中に何が出来るのかをより明確にするべきだと思う」

 ふたりのバトルではわずかながら接触もあったとのことだが、これについてライコネンは深刻な問題ではないと捉えている。
「確かに1回はどこかで接触したと思う。でもほんのわずかだ。非常にタイトなところでバトルをしていたし、レースだったから仕方がない」
「僕は気にしていない。深刻に捉える必要はない」

 なおレースでは、フェルスタッペンが4位入賞、ライコネンは25周でリタイアとなっている。