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暴力団員の生活を「人権」の視点で捉えた記録映画『ヤクザと憲法』

2015年10月26日 21:20  CINRA.NET

CINRA.NET

『ヤクザと憲法』 ©東海テレビ放送
ドキュメンタリー映画『ヤクザと憲法』が、2016年1月2日から東京・ポレポレ東中野で公開される。

同作は、『平成ジレンマ』『死刑弁護人』『神宮希林 わたしの神様』など、東海テレビ放送が制作したドキュメンタリー作品を劇場上映している『東海テレビドキュメンタリー劇場』シリーズの第8弾。大阪の指定暴力団「二代目東組二代目清勇会」に取材を敢行し、組員の生活やシノギの実態、組員の逮捕や家宅捜索の瞬間などを捉えている。また、銀行口座を作ることができずに子どもの給食費が引き落とせない、自動車保険の交渉がこじれると詐欺や恐喝で逮捕されてしまうといった組員の悩みや、山口組の顧問弁護士が自ら被告になった裁判やバッシングに疲れ果て、引退を考えているといった事例から、「ヤクザとその家族の人権」の問題を浮き彫りにしていく。

なお同作の先行試写会とトークショーが、11月15日に東京・高田馬場の早稲田大学 小野記念講堂で開催。当日は宮崎学、弁護士の安田好弘、同作のプロデューサーの阿武野勝彦、監督の土方宏史が登壇する。参加予約は11月8日まで受付中。詳細は『東海テレビドキュメンタリー劇場』のFacebookページで確認しよう。