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ルミネ運営の新施設名称は「ニュウマン」に 新宿駅新南口に2016年春開業

2015年10月26日 11:32  Fashionsnap.com

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ルミネが10月26日、新宿駅の旧新南口駅舎跡地に2016年春開業予定の複合ビル「JR新宿ミライナタワー」で運営する新施設について、名称を「ニュウマン(NEWoMan)」とすることを発表した。ビル低層部の商業施設やエキナカ店舗だけではなく、線路上空部の多目的ホール・スタジオ「LUMINE 0」といった文化施設等を総合的にプロデュースすることで、地域の更なる魅力向上を目指す。ターゲットは30~40代のラグジュアリーな女性と交通利用者に加え訪日外国人で、テナントは「日本初」「エリア初」「新業態」を含めて約100店舗で構成する。初年度の売上目標は約200億円。

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 「ニュウマン」では、既存のルミネ各館よりもターゲット層を引き上げ、飲食の比率をファッションと同等まで高めて展開。約8割が新宿エリア初出店で、ファッション・雑貨のショップには、トゥモローランドの新業態「スーパーティーマーケット(SUPER TML MARKET)」やオンワードグループとルミネが協業した新事業店舗、「メゾンキツネ」、「イザベル マラン エトワール」、「アストラット」などを導入する。飲食ではロサンゼルス発のナポリタンピザレストラン「800 デグリーズ ナポリタン ピッツェリア(800 Degrees Neapolitan Pizzeria)」と独占契約し、新たに飲食の直営運営に乗り出すほか、エキソトエリアには、朝食からバータイムまで21時間営業の「フードホール」を設置。日本のものづくり発信するプロジェクトとして、海外進出も視野に、「ココルミネ」初の実店舗を設ける。環境デザインは一級建築士事務所シナト(sinato)の大野力を起用し、駅も含めた施設全体に統一したデザインを採用。木目調やアースカラーのデザインを多く取り入れ、ショップごとの間仕切りはガラスにすることで奥行きを見せるなど、既存のルミネ各館よりもラグジュアリーな雰囲気を演出する。出店テナントには、タブレット端末を用いたスマート会計や接客案内を導入するように促し、デジタル面の活用を積極的に図る。
 ルミネにとって初めてエキナカエリア全体を監修・運営する「ニュウマン」は、上質で独自性のあるモノの展開の他にも、タウンマネジメントや女性の支援、文化の交流と情報の発信、新規事業領域の拡充、環境・空間づくりに取り組んでおり、ルミネの新井良亮社長は会見で「1700万人を超えるインバウンド需要や2020年に向け、国際都市にふさわしい新宿となるために、これまで以上に海外に扉を広げていく。そのために、人的交流や情報発信の面で海外のコンテンツを取り入れ、日本のものづくりを世界にアピールしていきたい」とコメント。施設コンセプトは「グローバルコミュニケーション」で、ファッションショーや展示会を行うイベントスペース「LUMINE 0」や婦人科を含むクリニックと保育園、屋上広場、屋上菜園も一体的に運営する。
■JR新宿ミライナタワー所 在 地:東京都新宿区新宿四丁目1番6号、東京都渋谷区千駄ヶ谷五丁目24番55号規模:地上32階(建築基準法上33階)、地下2階 建物高さ約170m延床面積:約111,000㎡建物用途:オフィス(5~32階) 2016年3月予定商業施設(1~4階, M2階含む) 2016年3月予定文化施設等(線路上空部5~7階) 2016年4月予定駐車場(B1階~B2階)
■商業施設の概要店舗面積:約5,300㎡店舗数:約50店舗店舗業種:ファッション・雑貨・飲食・食品 等売上見込み:約200億円(駅構内の店舗含む)
■オフィス概要総貸室面積:約55,000㎡基準階面積:約2,100㎡(630坪)天 井 高 さ:3,000mm
■多目的ホール・スタジオ概要規模(面積):ホール 約320㎡スタジオ 約100㎡×2室収容人数:ホール 約300席スタジオ 最大110席(1室あたり)
■屋外広場概要イベント広場(面積):約300㎡芝生広場(面積):約380㎡回廊空間(全長):約110m