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WRCスペイン:今季8勝目へ向けオジェがリードを拡大。フォルクスワーゲン上位独占

2015年10月25日 12:40  AUTOSPORT web

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WRC第12戦スペインのデイ2で、1分近いリードを築いたセバスチャン・オジェ(フォルクスワーゲン・ポロR WRC)
世界ラリー選手権(WRC)第12戦スペインは24日、SS10~17のデイ2が行われ、前日トップのセバスチャン・オジェ(フォルクスワーゲン・ポロR WRC)がリードを拡大。総合2番手、3番手にチームメイトのヤリ-マティ・ラトバラ、アンドレアス・ミケルセンが続き、フォルクスワーゲンが上位を独占している。

 総合首位のオジェはSS10~12と3SS連続でトップタイムを記録。11秒差でオジェを追っていた総合2番手ラトバラがSS12でパンクにより50秒以上タイムを失ったこともあり、SS12終了時点で51.6秒の大量リードを築き上げた。その後もSS15、17でステージ最速タイムを記録したオジェは、最終的に54秒のマージンをもちデイ3へ挑むこととなった。

 SS12でのパンクにより総合4番手まで後退したラトバラはSS13、14、17の3SSでステージトップを獲得する追い上げをみせ、再び総合2番手へ浮上。また、ラトバラの2.9秒後方の総合3番手にはミケルセンが続き、フォルクスワーゲンがトップ3を独占している。

 総合4番手は前日と同様、地元スペイン出身のダニ・ソルド(ヒュンダイi20 WRC)がつけている。ソルドはSS12後に総合2番手まで浮上したものの、後方から追い上げるラトバラ、ミケルセンを抑えることができず、SS16で総合4番手まで順位を落としてしまった。

 デイ1で総合3番手につけていたオット・タナク(フォード・フィエスタRS WRC)はSS11でコースバリアに衝突し、タイヤが脱輪。デイリタイアを余儀なくされたほか、チームメイトのエルフィン・エバンスも、SS13で溝にはまり大きくタイムを失っている。

 総合5番手にはスペインでのラリー経験の少ないクリス・ミーク(シトロエンDS3 WRC)が続いており、以下、マッズ・オストベルグ(シトロエンDS3 WRC)、ヘイデン・パッドン(ヒュンダイi20 WRC)、ティエリー・ヌービル(ヒュンダイi20 WRC)というオーダーになっている。

 現地時間25日のデイ3はSS18~23の6SSが行われる。