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試着要らずの時代に?米国発3Dデジタル試着室が日本初登場 セブン&アイが導入

2015年10月23日 22:52  Fashionsnap.com

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米国発のサイズフィッティングサービス「ミアリティ(me-aity)」が、日本に初めて登場した。3Dデジタル技術によって身体サイズを測定し、試着要らずで体型に合う商品を選定するもので、セブン&アイ・ホールディングス(以下、セブン&アイ)が期間限定で導入。イトーヨーカドー木場店ではすでに設置されており、10月24日からはそごう横浜店でも展開される。

3Dデジタル試着室が日本初登場の画像を拡大

 「ミアリティ」は3D技術で全身20万ヶ所のサイズを約10秒間で測定し、着衣のまま採寸することが可能。情報を記録したレシートからデータを読み込むと身体サイズに合う商品が一覧に表示され、ブランドによって同じサイズでも体型に合わないといった問題を解決する。同サービスはユニークソリューションズデザイン社が開発し、2009年から米国内で展開を開始。現在は「ブルーミングデールズ(Bloomingdale's)」や「リーバイス(Levi's)」をはじめ、百貨店やモールで導入されており、10数万人に使用されているという。 
 セブン&アイは2年前の研修ツアーで同サービスを体験したことをきっかけに取り組みをスタート。試着ができない通販ではサイズが合わない商品が届くことや、それに伴う返品が課題となっていたが、今回のサービスを導入することで解消を目指す。登録されているのはプライベートブランド「セット プルミエ(SEPT PREMIERES)」と「ジャンポール・ゴルチエ フォー セット プルミエ(Jean Paul GAULTIER FOR SEPT PREMIÈRES)」の2ブランドで、ウィメンズのみを取り扱う。3Dデジタル試着室は期間限定の展開だが、来年にタブレットタイプの端末を導入する予定。バスト、ウエスト、ヒップ、身長、体重の5ヶ所のデータから顧客に合うサイズの服を提案するもので、採寸方法は現在検討中だという。今後は登録商品数を拡大するだけではなく、11月1日にオープンするリアルとネットを融合させたオムニチャネル「オムニセブン(omni7)」と連携させることでEC事業の強化を図る。
■「ミアリティ」提供期間そごう横浜店:2015年10月24日(土)~11月11日(水)       3階シーガルコートイトーヨーカドー木場店:2015年10月17日(土)~11月10日(火)       2階 セットプルミエ売場
>>「オムニセブン」サイト