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ラフ・シモンズがディオールを去る 突然の発表に驚きの声

2015年10月23日 02:32  Fashionsnap.com

Fashionsnap.com

デザイナー ラフ・シモンズ Image by: Fashionsnap.com
デザイナーのラフ・シモンズ(Raf Simons)が、「ディオール(dior)」のアーティスティックディレクターを退任することが明らかになった。突然の発表に、多くの海外メディアがブレイキングニュースの扱いで大きく報じ、ファッション業界に衝撃が走っている。

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 ラフ・シモンズは、「ジル サンダー(JIL SANDER)」メンズ・ウィメンズのクリエイティブ・ディレクターを退任後、2012年4月9日付けで「Dior」のアーティスティックディレクターに就任。デザイナーJohn Galliano(ジョン・ガリアーノ)の後任として、ウィメンズのオートクチュールとプレタポルテ(既製服)、そしてアクセサリーのコレクションを手がけてきた。デビューとなった2012年秋冬オートクチュールコレクションの制作の裏側に密着した映像は、映画「ディオールと私」として上映され好評。パリだけではなく、日本でも2014年12月と今年6月にランウェイショーを開催し、ラフ・シモンズが来日して大規模な展覧会やパーティーを開催するなど、多くの話題を集めたことから今年の「毎日ファッション大賞」で話題賞に選ばれている。
 ラフ・シモンズが約3年半にわたって手がけてきた「ディオール」は、10月にパリで発表した2016年春夏コレクションが最後のシーズンになるようだ。毎シーズン評価が高かっただけに、退任の知らせを受けたエディターなどファッション関係者から「Raf leaving @Dior - what?!(ライター/エディター Susie Lau)」といった驚きの声が相次いでいる。なお、現在のところ後任デザイナーは明らかになっていない。