ハンドメイドマーケット「ミンネ」が事業拡大 自治体・企業・団体との共同事業を発表

GMOペパボが運営する「ミンネ（minne）」が21日の今日、ラフォーレミュージアム六本木でミンネ初の事業戦略発表会を開催し、ヤマト運輸や神戸市、パルコ、日本ホビー協会との提携を発表した。登壇した代表取締役社長の佐藤健太郎氏は、「サービスの認知拡大に加えてプラットフォームを強固なものにすることで、オールジャンルのハンドメイドマーケットを目指す」と積極投資を通じ、ハンドメイド市場の拡大に注力すると語った。

ハンドメイドマーケット「ミンネ」が事業拡大の画像を拡大

　ヤマト運輸は今回の提携を通じて、新サービスの「宅急便コンパクト」と「ネコポス」と連携し、15年内に作家の声を反映した新しい資材を導入予定。ウェブを活用し、この資材を購入するオンラインサービスや動画を使った梱包方法ガイドの提供も計画する。また、神戸市はハンドメイド作家を支援する「minneのアトリエ」をデザイン・クリエイティブセンター神戸（KIITO）に2016年4月にオープン。インターネットを活用した、在宅でできる「しごと機会」を創出するという。
　16年3月からは、人気作家が直接対面販売するイベント「ミンネとパルコのミエルツアー」が全国5ヶ所で巡回予定。同年4月28日～30日に開催される「第40回 2016 日本ホビーショー」の約8,000平米におよぶ一部スペースを使って、過去最大のリアルイベント「minneのハンドメイドマーケット」も開催される。
　ミンネは、15万名の作家による169万点超の作品が販売・展示される国内最大のCtoCハンドメイドマーケットに成長。ウェブ広告やテレビCMの全国放映、大型商業施設への特設店舗の出店、ハンドメイド大賞の創設といったプロモーション展開に注力した結果、15年の年間流通額は過去最高になる見通し。GMOペパボは、今期中にアプリを500万DL数まで増やすことを目指して8億円の追加投資も先月発表しており、「体験の最大化」を掲げて出品カテゴリーの拡大なども順次進める考えだ。
■ミンネ 公式サイト