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3Dプリントからレーザー彫刻まで、1台で何役もこなすロボットアームツールがスゴi

2015年10月21日 15:01  Techable

Techable

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3Dプリントは、今や一般人にも身近な存在となった。これはものづくりをする人にとっては、革命的ともいえる技術かもしれない。
・ヘッド部分を取り替え、マルチな機能をこなせる
「Makerarm」はそんな作り手をサポートするありがたい機能が満載の製造ツール。3Dプリント、彫刻、組み立てなど、さまざまな製造工程を1台でこなせるという。

「Makerarm」はその名の通り、ユニークなアーム部分が大きな特徴になっている。アームのヘッド部分を取り替えることで、さまざまな機能を使い分けられる。

1つめは、3Dプリント機能。フィラメントや樹脂を使って3Dプリントを実行できる。

2つめは、プレス、カット機能。プラスチックや木など、やわらかい素材をプレスしたり、カットしたりできる。

3つめはレーザー彫刻機能。500ミリワットのレーザーがヘッドから照射され、プラスチックや木、革、厚紙などにレーザー彫刻を施せる。

4つめはオブジェクトを掴んで配置する機能。真空ポンプと吸盤、電磁石ヘッド、ハンドルなど、オブジェクトの性質や用途によって選択できる。

他にも、オブジェクトを組み立てる際には、ネジを回したり、はんだ付けしたりと役立ってくれるはず。
・ヘッド部分のカスタムも可能、ゆったりとした作業スペース
開発チームでは、独自のハードウェア開発キットを用意しているので、ユーザーが自分のニーズに合わせて、ヘッド部分をカスタムできるのでありがたい。

フレキシブルなアームは、サイド約40、高さ約25センチの稼動域になっており、広くゆったりとした作業スペースを確保できるように設計されている。

また、Wi-Fi通信機能を搭載しているので、スマートフォンからワイヤレスでコントロールできる。

「Makerarm」であれば、1台のツールでさまざまな機能をこなせるようになり、コストを大幅に削減できるほか、省スペースなのも大きな魅力。
・Kickstarterで出資受付中
現在、クラウドファンディングKickstarterで出資を受け付けており、開催期間は残り20日。個人の職人から産業メーカーまで、大きな力となってくれそうである。

Makerarm