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高額品のインバウンド需要に陰りか 百貨店でも一時勢い落とす

2015年10月20日 23:52  Fashionsnap.com

Fashionsnap.com

 絶好調だったインバウンド需要に一巡感が漂いはじめているようだ。コメ兵では9月単月の免税売上高が低調に推移したほか、今日発表された同月の全国百貨店売上高は、国慶節を前に高額品の動きがやや鈍ったという。

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 訪日外国人による需要の伸び悩みが危惧されるカテゴリは婦人雑貨を含めた高額品。インバウンドの高まりもあって業績を伸ばすコメ兵の9月売上高は前年比7.8%減で、3月以来6ヶ月ぶりに落ち込んだ。全国百貨店の訪日外国人に関する動向では、高額品の売れ行きが一時ペースを落としたと同協会が発表。一方で化粧品を含む消耗品の売上は行きは引き続き伸長しているというが、化粧品は昨年10月から新たに免税対象となったため、今月以降の実績が注目される。