トップへ

鴻池朋子展『根源的暴力』、20数メートルの絵画も含む新作を展示

2015年10月20日 10:00  CINRA.NET

CINRA.NET

鴻池朋子『タイトル未定』2015 牛革、クレヨン、水彩 600×2400cm ©Tomoko Konoike
鴻池朋子の展覧会『根源的暴力』が、10月24日から神奈川・横浜の神奈川県民ホールギャラリーで開催される。

鴻池朋子は1960年に秋田で生まれた画家・現代アーティスト。これまで様々なグループ展や海外展に参加しているほか、秋田で継続的なアートプロジェクトを実施するなど多岐にわたる活動を行っている。

『根源的暴力』展の展示作品は全て新作となる。牛皮を縫い合わせて作られた20数メートルにおよぶ支持体に描かれた絵画、博物館から借用した旧石器時代の石器や呪具類と粘土を同列に並べた作品などが紹介される。

なお、タイトルの「根源的暴力」とは、人間が物を作って生きていくということ自体が、自然に背く行為となる「根源的な暴力」であると鴻池が捉えたことから名づけられたもの。同展を通じて、その暴力を正面から見つめることで人はなぜ「作る」のかという行為を問う。