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「新車開発への影響や経費増」を覚悟するチーム

2015年10月19日 16:20  AUTOSPORT web

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ウイリアムズFW37
ウイリアムズのロブ・スメドレーは、来季の開幕戦と合同テストの日程が早まったことで、各チームは財政面を含めた大きな影響を受けると述べている。

 FIAは先月、2016年のF1開幕戦オーストラリアGPを当初の4月3日から3月20日に早めることを発表し、それに伴ってプレシーズンテストも8日ほど早い2月22日にスタートすることが決まった。

 その結果、3月1日を新車の初走行に定めていた各チームは、開発スケジュールの変更を余儀なくされ、ウイリアムズのスメドレーも準備に大きな遅れは出ないものの、スケジュールの変更は免れなかったと明かしている。

「それについて影響が出るのは間違いない」とスメドレー。
「だが今は、初テストまでのオペレーションプランを一度会議で話し合ったすえ、すべての計画を再調整した」
「プランはすでに完了して進行中だった。それをやり直さなければならなかったということで、(経費も)より高くつきそうだ」

「新車をいつお披露目するのか、新車の走行をいつにするのか、どんな状態で初テストやオーストラリアを走るのか、それらについての変更はないだろう」

 スメドレーは、チームがより多くの作業を外注化しなければならないか、または予定通りに新車を走らせるには、計画よりも少ないコンポーネントでテストに臨まなければならないと語った。

「デザインプランは変えたくはない。従って製造計画を再編成しなければならず、我々や他の全チームにとっては高価につくだろう」
「一部は下請けにも出さざるをえないだろう、特にコンポジットやボディワークなどはね」
「最初のテストではおそらくパーツも不足していると思うし、はじめの数日はテストするパーツの量も少なくなるだろう」

「(テスト日程の)変更には、大きな影響が伴うよ」