スウェーデン・ストックホルムにある国内最大規模の病院「Sodersjukhuset(ストックホルム南総合病院)」に、このほどある特別な施設が誕生した。性犯罪の被害にあった男性が駆け込めるような救済センターである。ヨーロッパ諸国の中でスウェーデンが“ワースト1のレイプ大国”という悪いレッテルを貼られていることに頭を抱えていたスウェーデン全国犯罪防止協議会(Swedish National Council for Crime Prevention)が、そうした男性向けのセンターも早急に必要と訴え、複数の政党がそれを支持したという。
ちなみに『BBC Radio 5 Live』は先月、イギリス全土の小中学校で性的暴行事件が多発していることを伝えていた。把握されているだけでも過去3年に5,500回を超える性暴力の被害届があり、強制わいせつ行為が約4,000件、強姦が600件以上。13歳未満の被害者が1500名以上おり、加害者・被害者ともに5歳というケースまで報告された。