全日本選手権スーパーフォーミュラ第6戦SUGOは18日、68周の決勝レースが行われ、アンドレ・ロッテラー(PETRONAS TEAM TOM’S)がポール・トゥ・ウインで今季2勝目を挙げた。
予選日の朝から終始天候に恵まれた今回のSUGO戦。決勝レースも晴天のもと、14時30分よりはじまった。スタートでは、予選2番手の中嶋一貴(PETRONAS TEAM TOM’S)が絶好のスタートを決めてホールショット。2番手にはポールシッターのロッテラーが続き、3番手には山本尚貴(TEAM無限)が浮上。石浦宏明(P.MU/CERUMO・INGING)、野尻智紀(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)、小林可夢偉(KYGNUS SUNOCO Team LeMans)、ジョアオ-パオロ・デ・オリベイラ(LENOVO TEAM IMPUL)というポジションとなる。
その後、4番手を走っていた石浦が26周を終えたところでピットイン。給油のみの作業で、わずかな差で可夢偉に先行する。翌周には山本が給油のみの作業を行い、7.3秒と驚異的なストップ時間でコースへと復帰。これにより山本は石浦の前方に出ることに成功した。さらに、その翌週の28周目には2番手の一貴がピットへ向かってリヤ2輪交換を実施。ただ、給油リグの挿入でやや時間をロスした様子で11秒9のストップ時間となり、山本の先行を許す。これにより、ピットストップを行ったマシンの上位勢は、7番手の山本、一貴、石浦、可夢偉と並び、可夢偉の1周前にピットへと向かっていた平川亮(KYGNUS SUNOCO Team LeMans)が続いていった。